2009年 12月定例会 質疑

2 議案第95号 指定管理者の指定について 及び 議案第96号 指定管理者の指定について 及び 議案第97号 指定管理者の指定ついて 及び 議案第98号 指定管理者の指定について 及び 議案第99号 指定管理者の指定について
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 それでは次に,指定管理者の選定にかかわる議案の方に移らせていただきます。
 指定管理者にかかわる議案につきましては,議案第92号から第111号とありますが,今回は,そのうちの第95号及び第96号,第97号,第98号及び第99号について,お聞かせいただきたいと思います。
 午前中の質疑の中で,グループ応募についてのことがありましたので,その点,選定委員会の答申中にグループによる応募の場合,その中での役割分担や責任の所在などは若干わかりにくく,不安な面もあったというふうな記述がありましたので,その点について,仕事の分担というふうなところではわかりましたが,指定管理者と,今,現状,指定管理候補者ですね,候補者と,その点について協議を行ったりしているのかどうか,お聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 総務部参事。
○総務部参事(伊藤宗宏君) グループ応募の団体と,それから担当課の方で,その仕事の分担等について協議をしとるかというお尋ねだと思いますけども,今,特に,その団体と協議をしているということはございません。

○24番(中西大輔君)
 それで,また答申の中で,今回,この五つの施設の方,取り上げさせていただいたのは,スポーツ施設が関連してますので取り上げさせていただいたんですけれども,同じく答申の中で,応募者の中からは,サービスの向上やコストの削減の面からも,複数のスポーツ施設の管理を一括して,指定管理者として担えるような公募のあり方ができないのかといった指摘もありましたとありますが,その点については,今後,この指定管理候補者にも,その旨伝えながら,協議等を行っているのかどうされるのか,お聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 総務部参事。
○総務部参事(伊藤宗宏君)
 ただいまの御質問でございますけども,答申書の中で,今回,応募者の中から,スケールメリットによるコスト削減が図れるのではないかという意見があったということで,そういう記述がございます。
 ただ,委員会の答申書の中には,発注規模を大きくして,スケールメリットを図る面もございますけども,大きくすることによって,中小の団体が応募しにくくなる,また,それによって競争の可能性が低くなるというような御指摘もございましたので,この内容につきましては,それぞれ施設の担当課にも同内容のものがいっておりますので,それぞれの施設担当課において,適宜,今後,判断していくものと考えております。

○24番(中西大輔君)
 今,答えていただいた中で,指定管理の施設,一括してというふうなことについては,スケールメリットはあるが,中小は入れなくなるということで,競争がということですが,今のようなことだと,多分,コスト面を下げるというふうな方向しか働かないおそれがあるので,やはりそこは考え直していただくべきじゃないかなと思うところです。
 それで,午前中,森川議員の発言の中で,資料の提出を,議長に対して資料の提出ですね。指定管理者のこの議案審議に当たっての提出を求めるように発言がありましたが,前回の平成19年の指定管理者選定の際に,委員会においても,その資料の提出ということは求められていたはずだと思うんですね。今回についても,議案を審議するに当たっての,この資料というのは非常に少ない。出てくるのが,どこにあるかというと,ホームページ上の答申,そのぐらいしかないというふうになってくるわけですね。本来であれば,それぞれの指定管理者の指定候補者となっている団体の提案内容であるとか,趣意であるとか,そのあたりのところが,きちっと出た上でなければ,議案を審議して議決できないはずですが,その点について,今議会の中で提出されるに当たって出てこなかった理由というのは,どういうことかということをお聞きしたいんですが,よろしくお願いします。


○議長(大谷 徹君) 総務部長。
○総務部長(舘 哲次君)
 指定管理者の選定に当たっては,その決定に当たって議会の議決が要るということで,これは定めによって,今回議案を出させていただいておりますが,その議案として出させていただく内容については,これも決まりがございまして,施設と,それから管理者と,それからその機関を議案として上程するというふうになっておりますので,これは,他市の例もいろいろ参考にさせていただきまして,私どもとしては,議案として出させていただく部分については,この部分であるというふうに考えております。
 ただ,議案として提案するについて,そういったことの判断のもとになったことについては,それぞれ提案の側が,お尋ねがあれば,きちっと責任を持ってお答えすべきであろうと思っておりますので,今後についても,その部分については,所管課の方で責任を持った説明をさせていただくようにしていきたいというふうに思います。

○24番(中西大輔君)
 それでは,今のお話に基づきまして,今回,質疑で出ている五つの施設について,どのような趣旨で提案されているのかということをお聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 文化振興部長。
○文化振興部長(坂尾富司君)
 私からは,文化振興部が所管いたします議案第95号 石垣池公園の関係施設,それから議案第96号 鼓ケ浦サン・スポーツランド,それから議案第98号 西部体育館の指定管理者候補団体から提案のありました事業計画書の概要について,説明をさせていただきます。

 石垣池公園関係施設と西部体育館につきましては,鈴鹿市事業管理公社,鈴鹿市体育協会,三幸グループからの提案でございます。
 各施設の管理運営に係る基本的な考え方でございますが,グループの構成のメリットを最大限生かすため,3者のノウハウを最大限に生かし,おのおのが得意とする分野に対して責任を持って業務を遂行することで,構成団体が一丸となって指定管理業務に取り組む,管理運営を行うに当たっては,指定管理制度の趣旨を十分に認識し,公共性,中立性,透明性を確保した上で利用者の利便性を高める管理運営を行い,利用者には安全で公平・平等な利用を提供する,また,市民がスポーツを楽しみ,健康の喜びを感じられる環境づくりが大切と考え,鈴鹿市や各種団体,あるいは他の運動施設と連携し,市民が一体的に利用できるよう,スポーツ振興の環境整備を推進するといった内容の提案がされております。

 自主事業の計画につきましては,石垣池公園陸上競技場及び園路を活用した熟年者健康ウオーキング教室やジョギング教室,陸上競技教室,サッカー教室,石垣池公園野球場での野球教室,西部体育館では,いきいき健康教室やバレーボール教室,ハンドボール教室などの事業が提案されております。
 次に,鼓ケ浦サン・スポーツランドにつきましては,三重花菖蒲スポーツクラブ,鈴鹿市体育協会からの提案でございます。
 施設の管理運営に係る基本的な考え方でございますが,スポーツの普及啓発を通して明るい社会を実現するため,地域密着型の総合型スポーツ振興を目指す,また,鈴鹿市を初め,各スポーツ団体などと連携をとりながら,スポーツを愛好する利用者の安全かつ快適なスポーツ活動と満足度の向上を図るといった内容の提案がされております。
 自主事業の計画につきましては,鼓ケ浦サン・スポーツランドフェスティバルや少年フットサル教室,テニス指導者の派遣事業などが提案されております。
 以上でございます。

○議長(大谷 徹君) 生活安全部長。
○生活安全部長(島村 悟君)
 私からは,生活安全部が所管いたします河川防災センター及び,文化振興部と都市整備部が所管いたします鈴鹿川河川緑地の運動施設・公園施設の指定管理者候補団体であります中部安全サービス保障から提案のありました事業計画書の概要について,御説明を申し上げます。

 施設の管理運営に関する基本的な考え方でございますが,警備会社のメリットを最大限に生かしまして,市民の皆様が安全で安心して健康で伸び伸びと集い,交流ができる施設を市民の皆様と協働して取り組み,環境に配慮した施設の提供を行うといった内容の提案がなされております。
 サービスの向上面での提案につきましては,河川防災センターでは,災害時,緊急出動の協力,また,防災訓練等での警備員配置の協力,また,運動施設,公園施設につきましては,警備員によります管理区域のパトロールやイベント時の除草,警備の協力等の提案がなされております。
 以上です。

○議長(大谷 徹君) 産業振興部長。
○産業振興部長(鈴木良一君)
 それでは,私からは,産業振興部の方で所管をいたします議案第99号で,提案の方させていただいております農村環境改善センター,西部野球場,西部テニスコートの指定管理者候補団体でございます鈴鹿市事業管理公社,鈴鹿市体育協会,三幸グループから提案のございました事業計画書の概要につきまして,御説明の方,させていただきます。

 施設の管理運営に係る基本的な考え方でございますけれども,先ほど文化振興部長の方から答弁を申し上げましたように,3者のノウハウを最大限に生かしまして,それぞれが得意といたします分野に対して,責任を持って業務を遂行することで,指定管理業務の方に取り組むと。
 管理運営を行うに当たりましては,公共性,中立性,透明性を確保した上で,利用者の利便性を高める管理運営を行い,利用者には安全で公正,平等な利用を提供する。
 また,農村環境改善センターにつきましては,住民の交流の方の促進と農業技術及び知識の向上等の施設の目的を十分に認識をいたしまして,利用の促進の方を図ってまいりたい。
 西部野球場,西部テニスコートにつきましては,スポーツ振興に寄与することによって,住民の健康増進の方を図る,そういった内容の提案がされております。
 自主事業の計画につきましては,地元農産物の消費拡大でありますとか,地産地消,そういったものを図るための料理教室でありますとか,各種のスポーツ教室の開催,そういったものが提案をされております。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 ありがとうございます。
 今お聞きさせていただいたように,五つの施設に関して,三つの担当部に分かれているわけですけれども,それをつなぐのがスポーツ施設ということになるんですが,その点,スポーツ計画とありますが,この指定管理の施設について,文化振興部としては,そのあたり調整をされるのかどうか,お聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 文化振興部長。
○文化振興部長(坂尾富司君)
 それでは,私からは,スポーツ関係施設を有する施設につきまして,スポーツ振興計画との関連等につきまして,御答弁を申し上げます。
 スポーツ関係施設を有する各施設の募集につきましては,募集要項の中でスポーツ振興法や鈴鹿市運動施設の設置及び管理に関する条例など,関係する法令の遵守を期待しております。
 また,7月初旬に実施しました各施設の現地説明会の際には,鈴鹿市スポーツ振興計画の紹介をさせていただき,その内容に沿った提案をするよう指導をさせていただいております。
 なお,各施設の指定管理者候補団体から提案のありました事業計画には,鈴鹿市スポーツ振興計画を意識した内容を盛り込んでいただいておりますので,御理解をいただきますようにお願い申し上げます。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 ありがとうございます。
 今回の五つの議案第95号の石垣池公園を中心としたところ,鼓ケ浦サン・スポーツは違いますね。96号の西部体育館,99号の農村環境改善センターに係る指定管理候補者なんですけれども,同じく鈴鹿市事業管理公社,鈴鹿市体育協会,三幸グループの合同体ということで,午前中も話題になって,話になっていましたが,お聞きしたいんですけれども,この鈴鹿市事業管理公社と鈴鹿市体育協会,三幸グループ,鈴鹿市体育協会さんは,鼓ケ浦サン・スポーツランドの方で花菖蒲さんと合同体組んでる,三幸グループさんの方は鈴鹿市立体育館の方で,これはスポーツマックスの方と事業体組んで,たしか指定管理の方なっていると思うんですけれども,そういう意味でいうと,鈴鹿市体育協会さんが担うのが,スポーツ指導者の派遣であるとか,そういうふうな仕事ということになってくるわけですが,その点,合同体組んでるとこは,いろんなところとつながってるわけですが,その点について,今回の議案提出していただくに当たって調整等,関係等,検討されたのかどうか,お聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 文化振興部参事。
○文化振興部参事(幸田至章君)
 御質問に,御答弁申し上げます。
 現在の市立体育館の三幸及びスポーツマックスの事業体でございますが,現在,三幸が管理運営をしております。それから会計等,三幸株式会社が主体となって行っておりまして,スポーツマックスの方につきましては,体育協会の加盟競技以外のスポーツ教室及びトレーニングマシーン等のトレーニング室の管理,それをスポーツマックスが行っておりまして,現在,当市が行っておりましたスポーツ教室の加盟競技団体といいますか,競技部門の講師の指導,派遣等については,現在も鈴鹿市体育協会の方から派遣をいただいておりまして,今現在,体育館の方では,指定管理者の中には入っておりませんが,体育協会も体育館の運営に携わって,同じような運営をしていただいております。
 今回,新しく公募しまして,グループ化をしていただきました事業管理公社,それから三幸,体育協会については,今回,体育館で,試行とは何ですけども,今,現在やっておる中のメニューを今後,4年間で新しい施設で3者でやっていただくということで理解しております。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 わかりました。
 それで,ともかく,その事業体も含めて検討する課題が非常に多いと思いますので,その点につきまして,また議会の方にも報告をお願いしたいと思います。
 お聞きしたい内容の中で,ちょっと細かいところになるんですけれども,まず,石垣池競技場,これ議事録の中に出てくるんですけれども,全天候型になったことで,これまでのような地域の運動会に制限がかかるようなことが,可能性があると言われてますが,その点については,どういうふうに候補者と話をしたのか,お聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 文化振興部参事。
○文化振興部参事(幸田至章君)
 募集要項にもございますとおり,鈴鹿市の条例規則等もございますので,それに基づいた運営をいただくことになっておりますので,申し込みの時点で,どういう内容かというのは,いろいろ市民の方の御要望もあるかと思いますが,その時点であいておれば使っていただけるという,条例どおりの使用規定で運営をしていただくようになっておりますので,その都度,その申し込みに準じて,あいておれば使用していただけるというふうに理解しております。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 あいていれば使えるということで,市民と当然話し合ってというふうなことは,業者に対する提案書の中には入っているとは思うんですけれども,そのあたりの議論の方が,やっぱりちょっともう少し煮詰めていただいた方がいいのかなと思いますので,お願いします。
 また,ちょっと細かいことなんですけれども,西部体育館について,残り3団体の応募があって,その1団体が候補者になっているわけですが,2団体について,どういうふうな構成だったのか,また,これも検討委員会の方の議事録の中へ出てきていますが,改修についてが研究されているんですけれども,その点についてお聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 文化振興部長。
○文化振興部長(坂尾富司君)
 それでは,議案第98号の西部体育館について,指定管理者候補団体以外の申請のあった二つの団体について,御説明をさせていただきます。
 一つ目の団体は,株式会社2社のグループでございまして,両者とも類似施設の管理運営実績のある会社でございます。
 二つ目の団体は,株式会社1社でございまして,類似施設の管理運営実績はございません。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 ありがとうございます。
 そのあたりで最終的に,今の候補者に選定されたということはわかりました。
 それで,協定書の中で,スポーツ関連施設ということで,森川議員の方で配置,働く人の処遇についてということがあったんですが,その働いてる内容についてであるとか,何かその候補者の方から,そういうふうな働く人の環境であるとか,働く人の中身というと,ちょっと語弊があるんですが,どういうふうな働き方をしてもらうかとか,そのあたりの提案,ちょっと施設関連ですね,3社のところについて何かあったか,お聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 文化振興部長。
○文化振興部長(坂尾富司君)
 それでは,各施設におけます人員配置の内容について,御説明をさせていただきます。
 各施設での人員配置でございますが,募集要項の管理業務仕様書の中で,管理運営のための体制の整備として,責任者1名を含む,常時2名以上の人員を各施設に配置するよう記載をしております。
 また,勤務形態等に関する労働関係法令の遵守や,施設の管理運営に必要な職員研修の実施などの条件も,あわせて義務づけておりまして,指定管理者候補団体からの提案内容につきましては,このような条件を満たしておりますので,御理解を賜りたいと存じます。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 そうすると,最低限のところだけが示されてるだけで,例えば候補者の方から提案とかというのは,特になかったと。スポーツ施設ですから,県のところなんかでも,若い人が働いてたりしてたんですね。それが年配の方にかわったりということがあったりするんですけれども,そういうふうな,今,鈴鹿だとランポーレであるとか,バイオレッドアイリスであるとか,そういうとこがあって支えていくということもあると思うんですけれども,その点については,例えばスポーツ課の方から,ちょっと若干でも候補者の方に,何らかのアドバイスをしたとか,そういうことがあったかどうか,お聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 文化振興部参事。
○文化振興部参事(幸田至章君)
 御答弁にお答え申し上げます。
 現在,人員配置につきましては,一つの例を申し上げますと,防災センターの河川敷におきましては,ふだん外国人の方がよくサッカー等で利用されますので,その人員配置につきまして,外国にしゃべれる方の配置,あるいは外の防犯上の関係もございまして,警察官のOBとか,そういう施設に対応した人員配置をしていただいておる団体もございます。
 それで,バイオレッドアイリスあるいはFCランポーレの選手の皆さんにつきましては,市民,あるいは市内の企業の御支援をいただいて運営,あるいは試合等行っておるわけですが,雇用について,私どもから条件,あるいは依頼というのはしておりません。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君) ありがとうございます。
 最後ですが,ちょっと重なるんですけれども,今回の5議案だけではなくて,すべての指定管理者に関する議案について,説明資料の方の提出の方,よろしくお願いします。
 以上で,私の質問を終わらせていただきます。