2010年3月定例会 質疑

2 議案第15号 鈴鹿市職員給与条例及び鈴鹿市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正について

 (1) 改正に伴う代休振替と残業抑制の考えについて
***********

○29番(中西大輔君) わかりました。ありがとうございます。
 それでは,議案第15号の方に移らせていただきたいと思います。
 議案第15号なんですけれども,鈴鹿市職員給与条例及び鈴鹿市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正についてなんですけれども,今議案については,時間外手当の方を増額すると同時に,逆にその手当支給を抑えるために代休取得を勧めるであるとかになっておりますが,それを実現するために,どのような形で,その取得を促す方法をとるのか,また,残業の抑制,残業,このコストが上がってくることについての抑制についても,どのようにお考えになられているのかをお聞かせください。


○議長(大谷 徹君) 総務部長。
○総務部長(舘 哲次君)
 お答えをいたします。
 議員御心配いただいておりますとおり,この時間外勤務代休時間制度,これが有効に機能しなければ,単に時間外勤務手当の増額となってしまいます。

 ただ,今までは,例えば休みの日の勤務につきましては振りかえという制度がございましたが,時間外勤務につきましては,ほかに置きかえてという,休みをとれるというような制度がございませんでした。
 今回の制度でありましても,職員が代休時間を指定することを希望しない場合はできませんので,そういった制約はございませんが,今までなかった休暇に振りかえるような形の制度は,条件つきではありますが,できたということは,一つの大きな改正点であるというふうに考えます。

 このたびの制度では,60時間を超えた月の末日の翌日から2カ月後の日までに代休時間を指定することができるということになっておりますので,期間がある程度,今までの振りかえより長くなっておりますので,忙しい時期が続く間は,指定ができなくても,2カ月の猶予があるわけですから,自身の健康を配慮して,極力代休を取得するように,先ほどの条件がございますので,周知,勧奨するということになります。

 時間外につきましては,いろいろしなければならない状況等が異なりますので,一概には申し上げられませんが,代休の取得,あるいは時間外勤務そのものの抑制につきましては,やはり職員,あるいは所属長の意識改革,それから健康に対する考え方等が大変重要になってくると思います。
 今現在は,出退勤システム等によりまして,所属長が職員の時間外勤務の状況は,容易に確認,把握することができます。所属長は,日ごろから職員の状況把握に努めまして,業務内容をそれぞれきちっと精査をするとともに,1年間の業務スケジュールを工夫するなどして,ある程度,長期的な考え方の中で,時間外勤務の抑制ができる勤務体制を考える,工夫するというようなことに取り組まなければならないというふうに思います。

 また,年間を通じますと,業務の繁閑というのは当然ございますので,繁閑に応じまして,かなりグループ間での助け合い,あるいは部内での助け合い,あらゆる工夫やら努力をお願いした上で,さらに必要に応じましては,所属における業務量等の実情を聞き取りまして,職員の適正配置に努めることによりまして,時間外勤務の抑制につなげていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

○29番(中西大輔君)
 基本的に,そうすると,今,この条例で改正になるけれども,勤務時間であるとか,代休取得については,今,これまでやってきてる仕組みありますよね。それでとりあえず,まず対応していくというふうな考えであるということで理解させていただいたらよろしいんでしょうか。
 それとも,もう少し若干修正というか,加えていくのかどうか,ちょっともう少しそこをお聞かせいただきたいんですけれども。


○議長(大谷 徹君) 総務部長。
○総務部長(舘 哲次君)
 時間外勤務を減らす努力は,今までどおりに続けていかなければならないと思います。
 ただ,時間外勤務はしていただきましたが,そのままで置くということではなしに,その分を別の機会をずらして休みをとっていただく制度というのは,今までなかったものが今回できましたので,それは十分に活用を図っていきたい。
 ただし,これも先ほど申し上げたとおり,本人の希望がないとできませんので,そういうことにつきましては,やはり所属長なり,それから職員本人にも,健康第一に考えるようにということで,意識を変えていただくような努力もしながら,せっかくできた制度ですので,活用していただくように処置をしていきたいと,こういうことでございます。