2011年6月定例会 質疑

1 議案第33号 平成23年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号)

 (1) 歳出(P.20) 第2款 総務費 第1項 総務管理費 第14目 諸費
  市制70周年記念事業記念式典開催費について 及び (P.24) 第4款 衛生費 第1項 保健衛生費 第5目 公害対策費 しぜん文化祭費について
  @ 事業内容について
  A 記念事業の全体像と必要経費総額見込みは
 (2) 歳出(P.28) 第8款 土木費 第2項 道路橋りょう費 第1目 道路橋りょう総務費 幹線道路計画推進費について
  @ 道路整備プログラムの見直し方針について
 (3) 歳出(P.32) 第8款 土木費 第5項 都市計画費 第6目 公園費 江島総合スポーツ公園拡張事業費について
  @ 事業内容について
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○25番(中西大輔君) 議席番号25,中西大輔です。
 通告に従いまして,質疑のほうを行わせていただきます。
 議案第33号 平成23年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号)に関連して,質疑のほうさせていただきたいと思います。
 まず,第1点目,歳出予算について,予算書20ページ,第2款総務費,第1項総務管理費中,諸費,市制70周年記念事業記念式典開催費について及び第4款衛生費,第1項保健衛生費中,公害対策費におけるしぜん文化祭費について,それぞれ事業内容について,お答えください。


○議長(青木啓文君) 企画財務部長。
○企画財務部長(長谷川正人君)
 それでは,中西議員からの議案第33号 平成23年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号)のうちの20ページにあります第2款総務費,第1項総務管理費中,第14目諸費,市制70周年記念事業式典開催費について,答弁申し上げます。
 本市は,昭和17年12月1日に2町12村の合併によって誕生いたしまして,平成24年12月に市制施行70周年を向かえることとなります。
 そのようなことから,リーマンショック以降の長引く不況や東日本大震災など,明るい話題が少ない中,この市制70周年記念事業を1年を通して展開し,鈴鹿市を元気にするとともに,新たなまちづくりの契機にしたいと考えております。
 今回の補正予算に計上しました事業内容は,平成24年1月に開催をしたいと考えておりますキックオフイベントに係る費用として,報償費180万円,使用料及び賃借料15万円,それから,70周年を迎える本市を将来に伝えるための記録映像の保存の委託料として250万円,それから1年を通した周知啓発物品として,需用費128万9,000円を計上いたしております。
 なお,キックオフイベントの具体的な内容等に,より詳細な内容につきましては,これから検討してまいりますが,多くの市民の方に参加いただけるような魅力的な内容にしたいと考えております。
 以上です。

○議長(青木啓文君) 環境部長。
○環境部長(伊藤宗宏君)
 それでは,私のほうからは,予算書24ページの第4款衛生費,第1項保健衛生費,第5目公害対策費のうちのしぜん文化祭費の内容につきまして,御説明させていただきます。

 しぜん文化祭は,三重県,三重県立博物館が自然との共生や生物多様性の保全を目的に,県内の市・町と共同で毎年開催している事業でございます。
 市制70周年の記念事業の一つとしまして,しぜん文化祭を平成24年3月に本市の文化会館で開催しようとするものでございます。
 しぜん文化祭の開催に当たりましては,今後,県,県立博物館,自然に関する関係団体等でしぜん文化祭実行委員会を立ち上げまして内容を計画し,実施することになりますが,内容としては,大きく分けまして,生物多様性や環境保全について考える講演会やシンポジウム,日ごろのフィールドワークの成果報告を行う自然調査報告会,博物館の動物の剥製や昆虫,植物標本の展示,環境団体や学校等,およそ30団体によるワークショップやパネル展示を考えております。
 経費につきましては,講演会,シンポジウムの講師料,会場使用料,ポスター・チラシの印刷経費,消耗品等を含めまして,総額153万4,000円を見込んでおります。
 以上でございます。

○25番(中西大輔君)
 しぜん文化祭費についてはわかりましたので結構ですけれども,市制70周年記念事業のところで,キックオフイベントということなんですけれども,基本的に,これ,コンセプトというのは,どういうふうな形で行うのかということをお聞かせください。


○議長(青木啓文君) 企画財務部長。
○企画財務部長(長谷川正人君)
 キックオフイベントにつきましては,コンセプトというのは鈴鹿市の魅力,こういったものを市民の人に,よりわかっていただくというのと,そういうようなものを発信していきたいというコンセプトで考えておりまして,今,予算として計上したときのざっとした考え方としましては,鈴鹿市の著名人の方を招いて鈴鹿市の魅力を語っていただくと,そういったトーク番組をしながら,その鈴鹿の魅力を語っていただくと同時に,その著名人の方たちを市民の方にも紹介していきたいと,そんなイベントで今は考えております。

○25番(中西大輔君)
 その著名人を呼ぶための報償費として170万円ということなんですけど,この記録,次に詳細に入って,記録費で約250万円ということなんですけれども,一体どのような形で,この記録というのを考えているのか聞かせてください。


○議長(青木啓文君) 企画財務部長。
○企画財務部長(長谷川正人君)
 鈴鹿市の各地域の持つ資源を映像として保存して,それを市民の方に見ていただくと,そんなことで考えておりますし,そのできました映像は,ホームページにも流れるようにして,ホームページから見れるようにもして,外の方にも発信できるようにしていきたいと,こんなことで考えております。

○25番(中西大輔君)
 今の説明を聞いても,ちょっと非常に,ちょっとあいまいなんですけれども,この集めるに当たって,この250万円で映像をそれの地域ごとに集めると。その後,ホームページ等で公開するということなんですけれども,それで250万円かかるかどうかというところで,それ以外の,この映像の展開のほう考えているのかどうかということをお聞かせください。


○議長(青木啓文君) 企画財務部長。
○企画財務部長(長谷川正人君)
 この記録をする時期をどうするかというのが一つあるんですが,できたら,この予算をお認めいただいたら,早いうちに取りかかって,このキックオフイベントの中で,その映像を市民の方に,まず見ていただくということができたらなと考えておりますし,その後,先ほど申し上げましたホームページ等で流していきたいと,そんなことで考えております。

○25番(中西大輔君)
 この補正予算で計上されている573万9,000円というのは,キックオフイベントということなんですね。
 全体像とあわせて,ちょっとこの後の答弁もお願いしたいんですけれども,全体として,トータルとして,この1年間はどういうふうな流れになっていくのか。この記念式典開催費が24年の1月ということですので,全体等を含めて答えられる範囲で答えていただきたいと思います。


○議長(青木啓文君) 企画財務部長。
○企画財務部長(長谷川正人君)
 まず,一つ,予算の中に上がってます市制70周年記念事業の記念式典開催費ですが,これは,70周年として特別に行っていく事業全体の事業名として考えております。
 したがいまして,先ほど申し上げましたように,イベントに直接的な経費として報償費,それから使用料というのがございましたが,それ以外にも啓発物品,1年を通していく啓発物品も,この中に入れておるということで,今後に出てくる70周年記念事業として行う事業も,今後もこういう予算名の中に入って計上していくと。そんなことで考えてまして,この500何万がすべてキックオフイベントの経費ということではございません。

 全体につきましては,昨年の5月の政策幹部会議から徐々に庁内で企画書をつくっていこうということで動いておりまして,現在のところでは,一度,8月ぐらいにキャッチフレーズとして「70年の歩みを胸に未来につなごう元気な鈴鹿」と,こういったことでキャッチフレーズを一応決め,それから基本理念として,これまでの70年間の生い立ちの回顧や,古いものの中から新しいものを生み出す,それからみんなで築きみんなでつくる新しい鈴鹿と,こういう基本理念で展開しようということで,事業につきましても,各部局のほうで,どういう事業が考えられるかということで,新たな事業の取り組みだけやなしに,現在,毎年行っております事業に冠を,70周年記念ということで,冠をかぶして行っていく事業もあわせて,各部局から提案を受けております。
 今,60事業を超える事業が各部局から提案をされておりまして,今後につきましては,まず,その各部局で考えたイベントが今,一つに集約して,もう少し効率的,かつ大きなイベントにできないかということを各部局に投げかけて考えておりますし,昨年の協議をしていく中では子供たち,それから青少年,それから中高年,高齢者,各世代が喜んでいただけるような事業を毎月展開していこうと。特に暗い世の中であるので,少し明るい,楽しい,そんな事業を展開していきたいというような意見もあって,そういった事業の選び方を,そういった考え方で各部局から考え方が出てきております。

 新しい市長になられて,私どもの部の課題ということで,市長に話を聞いていただいたときに,末松市長のほうからは,新しいまちづくりのきっかけとなるものにしたいと,そういったもので考えてほしいという話がありましたので,近いうちには,再度,各部局のほうへ,そういうまちづくりにつながるような,きっかけとなるような事業という面から再考をしてほしいということで,投げかけていこうと思っております。
 最終的には,来年度の予算要求になります前に,全体の企画書というのをまとめたいと思っておりまして,8月末をめどに,今,作業にかかっていこうということで考えております。
 以上です。

○25番(中西大輔君)
 今現在,各部局から60を超える提案が来ていて,それを8月をめどにまとめていくと。その基本的な考え方としては,子供から高齢者まで楽しんで,鈴鹿市が活性化していくようにということをお聞きしたんですけれども,最終的に,その提案をまとめてコーディネートしていくのは,企画財務部になるということで,よろしいんでしょうか。


○議長(青木啓文君) 企画財務部長。
○企画財務部長(長谷川正人君)
 私の部の企画課で,まとめをやっております。

○25番(中西大輔君)
 それでは,次の質問内容のほうに移らせていただきます。
 予算書28ページ,第8款土木費,第2項道路橋りょう費中,道路橋りょう費における幹線道路計画推進費について,道路整備プログラムの見直しということですが,どのような方針でされるのか,お聞かせください。


○議長(青木啓文君) 土木部長。
○土木部長(長田孝雄君)
 それでは,私から,議案第33号 平成23年度鈴鹿市一般会計補正予算の歳出,第8款土木費,第2項道路橋りょう費,第1目道路橋りょう総務費の幹線道路計画推進費につきまして,答弁申し上げます。

 この推進費は平成23年度内の公表をめどに,見直しを検証しています新たな道路整備プログラムの策定に必要な調査,検討を進めるための業務経費でございます。
 御存じのとおり,道路整備プログラムは,幹線道路計画に対して透明性を高め,限られた財源の中で効果的,かつ効率的な道路整備を目指し,整備すべき道路を対象に事業効果の高い路線を抽出し,整備時期をまとめたものでございます。

 また,本プログラムの公表により,市民の理解を得ながら道路整備を進めることを目的としています。
 本市におきましても,平成14年度に鈴鹿市道路整備プログラムを策定し,市民に公表しながら,道路整備を進めてまいりました。
 その後,社会経済環境の変化や多様な課題へ対応するため,平成18年度に1回目の見直しを行い,現在,平成23年度内をめどに,新たな鈴鹿市道路整備プログラムとして見直し業務に取り組んでいるところでございます。

 業務の内訳としましては,平成21年度には主要幹線道路の現況交通量調査や,将来交通量配分に必要な基礎資料となるデータの収集を行い,平成22年度は,都市内道路網に対する将来交通量需要予測,新規路線の必要性及び各路線の適正配置等の検証を行いました。
 平成23年度には,当初予算として道路整備計画の見直しに必要な金額として500万円を計上し,今回の補正予算は,国庫補助金である社会資本整備総合交付金が確定したことにより,100万円の増額をお願いするものでございます。

 補正の内容といたしましては,整備の優先順位をつけるための道路機能の評価基準の見直しを実施させていただくものでございます。
 具体的には,道路の機能については,交通の円滑化だけではなく,防災面,地域振興,物流の効率化,交通安全対策等たくさんあり,これらの道路機能を指標とするための評価基準の見直しを行います。
 御質問の見直し方針につきましては,その道路機能について,市民アンケート調査を実施させていただき,どの道路機能がより市民のニーズが高いか等を把握した上で,最終的な各路線の優先順位を決めさせていただきたいと思います。
 成果等につきましては,しかるべき時期に議会に御報告申し上げますので,御理解賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。

○25番(中西大輔君)
 今の説明の中で,市民アンケートの実施というふうなことをお聞きしましたが,もともと道路整備プログラムをつくられたときに,市民アンケート実施があったということで,今回はどのような内容で,中身で防災機能であるとか,そのあたりについて,いろいろ出てくるとは思いますが,どのような市民の方々を対象にアンケートを考えているのかなど,この市民アンケートについての説明をもう少し求めます。


○議長(青木啓文君) 土木部参事。
○土木部参事(内藤俊樹君)
 それでは,市民アンケートの実施方法等について,お答えさせていただきます。
 当初,平成13年度に当初の道路整備プログラムを策定させていただいたときには,市民2,000名を対象にアンケート調査を実施させていただきました。
 また,市民だけではなくて,企業を対象に50社についてアンケート調査をさせていただくとともに,専門知識がある市職員を,90人を対象にアンケート調査をさせていただいた内容に基づきまして,各道路機能の市民のニーズがどこにあるのかというところを検証させていただいたんですが,今回の見直しについては,今後,より広く市民の皆様方から,各道路機能についての,どこにニーズがあるかという方法について,検討させていただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

○25番(中西大輔君)
 ということは,当初のアンケートは2,000人ということですと,今回,より広く道路機能について,市民ニーズを拾うということは,この母数をふやすことを想定されてるのかどうか,お聞かせください。


○議長(青木啓文君) 土木部参事。
○土木部参事(内藤俊樹君)
 当然,前回,2,000人対象ということですので,今回,2,000人を下回らない方法でアンケート調査は実施させていただきたいと考えております。

○25番(中西大輔君)
 ありがとうございます。大体わかりましたので,結構です。
 それでは,三つ目の内容のほうに移らせていただきますが,予算書32ページ,第8款土木費,第5項都市計画費中,その中の公園費,第6目公園費の中の江島総合スポーツ公園拡張事業費について,その事業内容の説明を求めます。


○議長(青木啓文君) 都市整備部長。
○都市整備部長(草川喜雄君)
 それでは,中西議員御質疑の平成23年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号),32ページ,歳出,第8款土木費,第5項都市計画費中,公園費,江島総合スポーツ公園拡張事業費につきまして,答弁申し上げます。
 今回,補正予算を計上いたしました公園費1,000万円は,江島台二丁目地内に平成元年に整備をされております地区公園,江島総合スポーツ公園の拡張事業に伴います予算で,これまで農業用ため池として利用されてまいりました,松池の機能廃止に伴います埋立跡地を公園として整備するための予算計上で,今年度は実施設計を予定をしております。
 近年,江島総合スポーツ公園の利用が過密状態にあり,地域からも拡張の御要望もいただいており,また,隣接いたします鈴鹿市武道館や,鈴鹿市立体育館のイベント時には駐車台数を上回る車の路上駐車によりまして,周辺住民の方々に御迷惑をおかけしておりますことから,イベント時の一時駐車場としての利用もできるように考えております。
 今後,実施設計を進めるに当たりまして,地域からいただいております御要望などを参考に,幼児や児童から高齢者まで,安全で安心して利用できる,皆様に親しまれる公園を目指して整備を進めてまいります。
 以上でございます。

○25番(中西大輔君)
 今の答弁中の一番最後の部分で,地域からいただいております要望というふうな表現ありましたが,私も地域の話としては,子育てとか子供の広場がないので,そういうことはつくってほしいなという声を聞いたりするんですけれども,現在,都市整備部として,どのような声が上がっているのかということをお聞かせください。


○議長(青木啓文君) 都市整備部参事。
○都市整備部参事(西田謙司君)
 それでは,再度の御質問でございます。
 地域から,どのような御要望をいただいておるかということでございますが,江島地区,17自治会で構成をされております江島地区自治会より,先ほど部長も申し上げましたように,近年,芝生の広場の利用が増加しておりまして,過密状態にあり,各種のスポーツ利用者と児童・幼児が混在をして遊んでいる状態にあります。幼児・児童,お年寄りも含めて,安全に遊べるような整備を御要望いただいておりますことから,江島総合スポーツ公園の全体の中での位置づけを検討いたしまして,皆様に親しまれる公園の整備を進めてまいりたいと考えておりますので,よろしく御理解いただきたいと思います。

○25番(中西大輔君) そうすると,今後,実施設計をつくっていく,また,それができた時点で地域の自治会のほうと,また,地域住民の声を聞くような場面をまた設定したりということも想定されているのかどうか,お聞かせください。

○議長(青木啓文君) 都市整備部参事。
○都市整備部参事(西田謙司君)
 今年度,実施設計の予算を上げさせていただいておりますので,ある程度,案が固まってまいりましたら,この自治会のほうへ御相談をかけさせていただきたいというふうに思っております。
 以上でございます。