2012年6月定例会 質疑

1 議案第47号 鈴鹿市まちづくり基本条例の制定について

 (1) 他条例との関連について
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○25番(中西大輔君) 
 通告に従いまして,議案第47号と53号について,質疑を行います。
 まず,議案第47号 鈴鹿市まちづくり基本条例の制定について,この条例について,ほかの市条例との関係はどうなっているのか,あわせて,市民憲章がどのように条文に生かされているのか,お聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 生活安全部長。
○生活安全部長(寺田重和君)
 私から,中西議員の議案第47号 鈴鹿市まちづくり基本条例の制定についての御質疑に答弁申し上げます。

 本条例と他の条例との関係についてということでございますが,この条例は,本市のまちづくりの基本となる理念的な条例でございます。
 どのような考え方で,どのようにまちづくりを進めていくのかについて,基本的な考え方をあらわしているものでございます。そのため,自治の基本原則や行政の基本ルールをすべて網羅するという,一般的な自治基本条例とは,少し異なったものとなっております。
 一方,本市の条例には,鈴鹿市しあわせ環境基本条例や鈴鹿市男女共同参画推進条例など,本条例と同様に,基本的な方針を定めた条例もあり,まちづくりに当たっては,これらの条例の目的にも沿ったものにしていかなければなりません。
 このほか,個別に制定された条例のほとんどは,法令等に基づき制定された条例で,まちづくりを進めていく上で関連が出てくる場合もあると考えております。
 次に,鈴鹿市民憲章がどのように条文に生かされているのかについてでございますが,この市民憲章の制定趣旨は,まさに本条例に通ずるものであり,前文やまちづくりの視点において,反映をさせていただいております。
 以上でございます。

○25番(中西大輔君) ありがとうございます。
 それでは,次の質問点なんですけれども,この条例案につきまして,第25条に,条例の見直し規定がありますが,提言から,この市民の方々も含めた委員会からの提言から,この上程されるまでに,この条文にあるような社会情勢の変化等が起こっていると思いますが,この上程までに,この考えに沿った,第25号の考え方に沿った動きをしたのかどうか,また,この点について,どのように考えているのか,お聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 生活安全部次長。
○生活安全部次長(古川 滋君)
 それでは,再度の御質疑に答弁申し上げます。
 社会情勢の変化等に対し,上程までの間に見直し規定に沿った動きをしたかについてでございますが,近年の社会経済情勢の急激な変化や,人口減少社会,超高齢社会の到来,さらには,東日本大震災の発生等により,本市を取り巻く状況は,大きく変化してまいりました。このような時代にこそ,ずっと住みたい町,住みよい町を築き,次世代に継承していくことが必要であり,そのためにも,地域の皆様が自分たちの町の将来を考え,みずからまちづくりに参加していただくことが重要であると考えております。

 本条例は,市民,市議会及び市が,それぞれの立場を尊重しながら,その役割や責任を分担し,協働してまちづくりを進めるための基本となる条例でございます。
 東日本大震災以降におきましても,市議会全員協議会におきまして,原案をお諮りさせていただいたり,あるいはパブリックコメントを実施したり,条例を考える会の皆様との懇談会を開催したり,さらには,市民を対象とした説明会を開催するなど,上程までの間に御意見を伺う場をさまざまな機会を設けてまいりました。
 いずれにいたしましても,この条例は,市民憲章の趣旨にも通ずるものであり,その目的は,現在はもとより,将来に向けてずっと受け継がれていくべきものであると考えております。
 そこで,この社会情勢の変化等を受けての見直しは,今回は行っておりません。
 以上でございます。