2013年3月定例会 質疑

1 議案第2号 平成25年度鈴鹿市一般会計予算

 (1) 歳出(P.229)第10款 教育費 第3項 中学校費 第3目 学校建設費 施設整備費 教育環境整備 給食関連施設整備 及び 歳出(P.249)第10款 教育費 第6項 保健体育費 第4目 学校給食センター費 第二学校給食センター施設整備費 第二学校給食センター等事業費について
  @ 最終的な地方債発行見込額と償還期間および1年あたり負担について
  A 稼働1年あたりコストはいくらか、うち施設維持更新コストは
  B 償還及び運営、維持のための財源についてどのように考えているか
 (2) 歳出(P.223)第10款 教育費 第2項 小学校費 第1目 学校管理費 教育施設扇風機設置事業費 及び 歳出(P.227)第10款 教育費 第3項 中学校費 第1目 学校管理費  教育施設扇風機設置事業費
  @ 今予算から外れた小学校25校および中学校8校についての考え、既設校への対応は、公平性の観点からどう考えているか
  A 維持、更新、修理についてはどのような考えなのか
 (3) 歳出(P.227)第10款 教育費 第3項 中学校費 第3目 学校建設費 施設整備費 平田野中学校 校舎
  @ 木材活用の方向性について
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○25番(中西大輔君) 通告に従いまして,質疑のほうを行わせていただきます。
 まず1点目,議案第2号 平成25年度鈴鹿市一般会計予算についてですが,予算書229ページと249ページに関連して出ております第二学校給食センター等事業費についてお聞きします。
 まず,一つ目,最終的に今予算では,合計で8億7,445万5,000円が計上されておりますが,最終的にこれが完成した場合に,地方債発行見込み額は幾らになるのか,また償還期間はどの程度になるのか,1年当たりの負担はどの程度になるかお答えください。

○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君)
 それでは,中西議員御質疑の,議案番号第2号 平成25年度一般会計予算の1番目,第二学校給食センター等事業費につきまして説明申し上げます。
 現在のところ,第二学校給食センターの施設整備につきましては,実施設計を進めているところでありますので,また管理運営についても検討中でありますので,詳細な事業費が確定していない時点での説明となりますので,御了承ください。
 まず,1点目の最終的な地方債発行見込み額と償還期間につきましてでございますが,起債につきましては,学校教育施設等整備事業債を充当する予定でございまして,平成25年度に3,200万,それから平成26年度に7,460万円の,合計1億660万円を予定しております。償還期間は25年で1年当たりの負担額の平均は,現在の年利率で計算しますと,元利合計で約520万になると考えております。
 以上です。

○25番(中西大輔君)
 今,地方債の発行予定額をお聞きしましたので,そうすると,総事業費の予定としては,24億4,000万ということで,そのほかは一般財源等,また建設,その特目基金のほうで賄っていくという考えなのか,それをお聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君) そのようになると考えております。

○25番(中西大輔君)
 それでは,続けてお聞きしますが,この今回の計画を推進していくに当たって,現時点で維持管理コストが幾らになっていくのか,その点をお聞きしたいと思います。稼働1年当たりコストが幾らになるのか,そのうち施設の維持更新コストというのはどれぐらい入っているのかということをお聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君)
 稼働1年当たりのコスト及び施設維持更新コストについてでございますが,施設の供用開始につきましては,平成27年4月からを予定しておりますので,現在,管理運営手法の検討を進めている段階でありまして,詳細な経費の算定は行っておりません。また,施設の維持更新コストにつきましても同様でございますが,耐久性や耐火性にすぐれた設計による施設の長寿命化を図りますとともに,標準品や汎用品を採用して,建設費の縮減と将来の更新の容易性の確保を図ってまいりたいと考えております。
 以上です。

○25番(中西大輔君)
 今のお答えですと,建設するに当たって,それがどの程度維持していくのにかかっていくのかということが全く今のところ未定であるということでよろしいでしょうか。

○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君)
 現在のところでは,まだ詳細な経費の算定は行っておりませんので,未定でございます。

○25番(中西大輔君)
 それでは,三つ目,ちょっとお聞きしたいのですが,今,詳細なことはほとんど出てないということで,恐らく,詳細ということは難しいというふうにお答えいただくことになるのかなと想定するところですが,三つ目,そもそも,地方債についての償還ですね,また運営管理,維持についてはお金かかっていくわけですけれども,現時点でこの予算を計上するということに当たって,その点について財源をどのようにするかということは,どのような考えをお持ちなのかお聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君)
 償還,それから運営のための経費でございますけども,補助制度等の活用が困難でございますので,全て一般財源になると考えております。

○25番(中西大輔君)
 ありがとうございます。
 一般財源で全てが賄われていくということで,全体的なコストについては出てこないということですね。この質疑内容について,最終的に確認ですが,教育委員会として,この施設,今,これから長寿命化も含めて実施設計されていくということですけれども,そもそも建てるものが,寿命がどの程度のものであるのか,どの程度で,大規模更新を必要とするのかということは,どのように考えて出されているのかお聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 中西議員に申し上げます。通告は25年度予算に対する質疑ですので,予算の内容についての質問をお願いいたします。

○25番(中西大輔君)
 申しわけないです。指摘ありましたので,以上の件は別に答弁必要ありません。

 それでは,2点目の質疑内容に移らせていただきます。
 これも予算書223ページ,227ページにあわせて載っておりまして,同様の内容ですので,あわせてお聞かせいただきます。
 教育施設扇風機設置事業として,小学校のほうで,総事業費995万5,000円で,今予算で484万で5校90室の設置が検討されている。中学校のほうでは,総事業費143万円で2校30室の設置を予定されているということですけれども,今予算から外れている学校があるわけです。小学校,中学校,それぞれあるわけですけれども,それらの学校についての考え方をお聞きしたいと思います。
 今回,小学校の総事業費484万円で,5校90室ということは,残りの事業費を考えても,全ての小学校に設置することは,難しい額ではないかということも想定されます。そのようなことから考えますと,まず,公平性の観点からどのように考えているのかということをお聞きしたいのと,中学校等については,PTA等で設置した学校もあると思います。そのような既設の学校への対応については,どのように考えているのかお聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君)
 教育施設の扇風機設置事業につきましては,平成25年度と平成26年度の2カ年で小・中学校の普通教室に扇風機を設置する事業でございます。その内訳としましては,平成25年度に中学校2校と小学校5校,平成26年度に小学校11校を予定しております。
 学校施設,それで,小学校としては2カ年で16校,それから中学校2校ということになりますが,それ以外につきましては,既にPTAの方,保護者の方の御厚意によりまして,設置がされているという状況でございます。
 今後の維持修繕または,維持のための更新ですね,こういったものについては,市の負担で行っていきたいと考えております。

 今まで,PTAの負担でやっていただきまして,今回,税を投入するということで,負担の上でバランスが崩れるわけですが,近年の地球温暖化の影響等による夏場の猛暑を考えますと,教室内の温度が30度を超える事例も発生しているというのがわかりましたので,これまでの方針を転換して,学校生活の中心となる普通教室の全室に扇風機を設置して,児童・生徒の健康管理を実施していきたいと考えております。
 以上です。

○25番(中西大輔君)
 今のお答えをお聞きしますと,今回新規で設置するところは,鈴鹿市としてお金を出すと。ただ,既設校,既についている学校等については,それはPTAの方々が頑張ったことなので,それについての維持更新は鈴鹿市は行っていくということなんですけれども,今ちょっと,公平性の観点のところで,既設のところも,PTAの方々,自分たちのお金を寄せてやっているわけですよね,教育費として自分たちでやっている。しかし,鈴鹿市が出しているところと,その初期投資の部分を自分たちで賄っているところの差が出てしまうわけですけれども,その点については,教育委員会として,今回予算を計上するに当たって,どのように考え方を整理しているのか,そこをお聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君)
 先ほども申し上げましたように,児童・生徒の健康を優先したいということで考え方を改めております。
 こうした制度の変更によって負担が変わるというのは,往々にしてあるものであると私は考えておりますので,今回は,こういう措置を,予算の計上をしたというところでございます。

○25番(中西大輔君)
 教育長の考え方がわかりましたので,今,2点目の質疑につきましては,もう今の内容で結構です。

 それでは,3点目,施設整備費,平田野中学校校舎分というのが,予算書227ページにありますが,今回,この平田野中学校,建設するに当たって,県産材等の木材の活用の考え方というのがどのようになっているのかということをお聞かせいただきたいと思います。お願いします。

○議長(矢野仁志君) 教育長。
○教育長(長谷川正人君)
 それでは,平田野中学校の木材活用の方向性についてでございますが,平田野中学校移転改築事業につきましては,12月議会定例会におきまして,議決に付すべき該当工事の議決をいただき,それぞれの施工業者と12月に本契約を行ったところでございます。
 構造は,校舎棟,屋内運動場棟ともに鉄筋コンクリート造ではございますが,校舎棟においては,教室の床材を初め,廊下と教室の間仕切りなどに,屋内運動場棟につきましては,屋内運動場や武道場の床材,壁材などに木製のものを使用するなど,木のぬくもりが感じられるような,可能な限り木質化を図っております。
 木の材質につきましては,日本農林規格,いわゆるJAS規格品の指定をしております。今後においても,学校施設におきましては,木材の利用促進に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。

○25番(中西大輔君)
 今,JAS規格に沿ったものということですが,それ以外に,特に木質系のものを活用する際に,条件として,縛りがかかるようなことが入っているのか,入っていないのか,それをちょっとお聞かせください。


○議長(矢野仁志君) 教育委員会事務局参事。
○教育委員会事務局参事(小河謙一君)
 JASの指定をしておるだけで,それ以外の三重県材の指定ということはしておりません。