2013年9月定例会 質疑

1 議案第46号 鈴鹿市子ども・子育て会議条例の制定について

 (1) 会議の委員構成について
 (2) 設置後の運営について
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○24番(中西大輔君) 
 まず,議案第46号 鈴鹿市子ども・子育て会議条例の制定についてですが,その内容については,国のほうから,この地方版,子ども・子育て会議についてということが出ていまして,その中で,目的としては教育保育施設や,地域型保育事業の利用定員を定める際や,市町村計画,都道府県計画を策定変更する際に,この会議の意見を聞かなければならないということ。
 また,自治体における子ども・子育て支援に関する施策の総合的,かつ計画的な推進に関し,必要な事項及び当該施策の実施状況について,調査審議することとされているということで,子ども・子育て会議が上位にあって,それにほかの子ども・子育て施策がついてくるということで,理解させていただきますが。
 それで,この条例の内容につきまして,まず幾つかお聞きしたいのですが,この条例の第2条に規定される会議の委員について,現在,どのような案をお持ちなのか。また,その際の男女比については,どのような考えをお持ちなのか,お聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(松井一人君)
 それでは,中西議員の子ども・子育て会議条例に関しましての御質疑について,説明申し上げます。
 委員の構成でございます。第2条で,委員20人以内としておりますが,現在,委員の構成といたしましては,学識経験者,医療関係者,事業主代表,労働者代表から,それぞれ各1名。福祉教育等関係団体の代表から6名,市民,保護者等の関係者として5名,それと行政機関の関係者を3名という,全体で18名の方に御参加をいただきたいというふうに考えております。

 その委員の男女比でございますけれども,子ども・子育てにかかわる会議でございますので,ほかの会議等に比べまして,比較的女性の方の参画が高くなるというふうには思われますが,子育ては,男性にとりましても非常に重要な課題でございますので,積極的に参加を促してまいりたいというふうに考えております。
 できれば男女同数程度が望ましいというふうに思いますので,そのような比率にできるだけ近いものになるようにお願いしてまいりたいというふうに思います。

○24番(中西大輔君)
 今,説明していただいた中で,福祉教育等関係団体と,市民,保護者等の関係者という部分があると思いますが,差し支えなければ,どのような方々を想定しているのか,お答えください。


○議長(今井俊郎君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(松井一人君)
 まず,市民保護者等の関係者ということでございますが,これにつきましては,保育園,それから幼稚園の保護者のそれぞれの代表,それからPTA関係,それから子ども支援ネットワークの代表,それから一般の市民の代表という形で,公募を検討しております。
 それから,福祉教育関係等の団体といたしましては,社会福祉協議会,それから民生委員児童委員協議会連合会,鈴鹿市立保育連盟,鈴鹿市私立幼稚園協会,それから無認可の保育園の連絡協議会,学童保育連絡協議会等々に,これらの方々に声かけをさせていただきたいというふうに思っております。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君) ありがとうございます。
 それでは,この今,男女比等,参加の委員の方々,いろいろ聞かせていただきましたが,会議の目的から考えると,やはり年齢的な子ども,年齢構成もやはり子育て世代に寄っていくほうが重要だと考えるところなんですけれども,現時点で保健福祉部として,この委員の年齢構成ということについて,考慮しているかどうか,検討しているかどうか,お聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(松井一人君)
 特に年齢制限を設けるというふうなことは考えておりませんが,会議の趣旨からいたしまして,子育て中の世代の方々を中心に,子ども・子育て支援に熱意のある方々の御協力をいただきたいというふうに考えております。

○24番(中西大輔君) ありがとうございます。
 次の論点のほうに移ります。──論点というか,同じ内容なんですけれども。市民,保護者等の関係者というところのメンバー等,いろいろお聞かせいただきましたが,福祉教育等関係団体の方々の中にも入るのかもしれませんが,まず,この委員の方々の中で,やはり今,東北などでもそうなんですけれども,シングルの家庭の方々が,どのように子育てを支えられていくのかということは,非常に問題になっていますが,そのような点は,委員の中に考慮されているのか。考慮することができるのかということを,まずお聞きしたいのと,もう一つ,市民,保護者等の関係者というところで,保育園保護者代表,幼稚園保護者代表,鈴鹿市PTA連合会ということになってきますと,基本的には,この代表の方々というのは,1年交代であって,条例の第3条の中では,委員の任期は3年と書かれておりますが,その点について,継続的に同じ人が参加してもらうようにするのか,それとも1年交代でもいいと考えているのか,その点お聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(松井一人君)
 委員につきましては,先ほど申し上げました関係機関団体等から,参画をいただきたいというふうに考えておりまして,例えば,ひとり親家庭の団体等につきまして,どうするかということでございますが,現在のところ,私どもは,今のところ想定しておりません。

 ただ,今後の会議の運営の中で,必要とあらば,何らかの形で参画をいただくことは,この会議の中で諮っていくことで,可能になろうかというふうに考えております。
 それから,委員の任期の問題でございます。確かに各団体から行っていただくことになりますと,1年交代というふうな形にもなろうかと思いますが,これにつきましても,あくまでもそれぞれの団体から選出していただくというふうなことでございますので,必ずしもその任期,それぞれの団体の任期にこだわる必要はないというふうに考えております。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 ありがとうございます。それでは,今ので,委員の方々についてどのような考えであるかということはわかりましたので,2つ目の内容に移りますが。
 子ども・子育て会議が設置された後,どのような運営されているのかということですね。それのことについて,現在,きょうも実は,教育委員会のほうから,鈴鹿市立幼稚園再編整備計画案の報告の内容が出てきましたが,このような会議の内容であるとか,また,今現状であると,放課後子ども教室と放課後児童クラブ,いわゆる学童保育との関連について,どのようにしていくのかなど,いろいろ課題があると思いますが,子ども・子育て会議というのは,それらに対して,上位というか,上からいろいろな形で意見をしていく位置づけだと思いますが,今後,その会議の運営の中で,それらの内容について,どのように調整していくかということを考えているのかどうか,今の,現時点の考え方,お聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(松井一人君)
 まず,この会議の役割でございます。先ほど,議員のほうからも少し御紹介ございましたけれども,この会議の役割といたしましては,特定教育保育施設や,特定地域型保育事業の利用定員を定めること,それから子ども・子育て支援事業計画の策定等を審議することなどとされております。
 したがいまして,関連する各種の計画,例えば幼稚園の再編整備計画等々ございますが,これらとの調整は当然必要になるというふうに考えております。
 ただ,それぞれの各関連の計画自体は,それぞれの担当所管の,それぞれの計画の中で議論していくべきものであるというふうに認識をしております。
 今後の課題にはなろうかと思いますけれども,この会議の中で,どの程度まで議論するかも含めまして,今後,検討していきたいというふうに思っております。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君) ありがとうございます。
 どのように運営していくかの方針,考え方,大体わかりましたので,次の内容のほうに移ります。