2013年12月定例会 質疑

3 議案第104号 鈴鹿亀山地区広域連合の処理する事務の変更及び鈴鹿亀山地区広域連合規約の変更に関する協議について

 (1) 廃止による影響について
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○24番(中西大輔君)
 それでは,議案第104号 鈴鹿亀山地区広域連合の処理する事務の変更及び鈴鹿亀山地区広域連合規約の変更に関する協議についての質疑のほうに移らせていただきます。
 今回のこの変更点について,広域市町村計画の策定と実施調整に関する部分というのが今回削除されるということになるわけですが,このことによる影響がどのようなものがあるのかということをお聞きしたいと思います。というのは,過去,鈴鹿亀山地区広域連合議会のほうで,この内容に基づいて一般質問ということを行ってるわけなんですけども,広域連合議会のほうで。その中で,地域医療についてなどを一般質問した際に,この内容に従って広域連合議会のほうに一般質問を行い,それに従って広域連合議会のほうが調整を行って,両市で地域医療について取り組んでいったという事例もありますので,そのような点も踏まえて,どのように影響が出てくるのか,その点をお聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 企画財務部長。
○企画財務部長(杉野浩二君)
 それでは,中西議員の鈴鹿亀山地区広域行政圏計画の廃止による影響についての御質疑につきまして説明をさせていただきます。
 鈴鹿亀山地区広域連合では,これまで旧自治省が平成12年に策定いたしました広域行政圏計画策定要綱に基づき,広域行政圏の将来図及びこれを達成するために必要な施策等を示した広域行政圏計画を作成するとともに,広域連合のホームページでも公表されておりますけれども,地方自治法第291条の7第1項に基づき策定が義務づけられております,広域にわたり処理することが適当であると認められる事務に関しての総合的な計画である広域計画も現在策定しておりまして,二つの計画を持つという構図になっております。しかしながら,国におきまして,広域行政圏計画の策定の根拠となっておりました広域行政圏計画策定要綱が平成21年3月をもって廃止され,広域行政圏計画がその根拠を失った状態となっているため,広域行政圏計画を廃止し,法定計画である広域計画を今後の広域行政のよりどころとしようとするものでございます。したがいまして,広域行政圏計画の廃止後におきましても,鈴鹿亀山地区の広域行政は,法定の広域計画に基づき介護保険事業,それから消費者行政を主とする事業等をこれまでどおり広域連合が推進していくこととなりますので,広域行政圏計画の廃止による影響はございません。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 今の答弁の中で,やはり論点になってくるのが,法的な義務づけがなくなったというのは,法律でつくらなければいけなくなったというわけではなくて,別につくってもいいよというのが法の解釈だと思うんですけれども,その中で,今,広域計画としては介護の部分と消費者行政の部分ということでおっしゃられていたわけですけれども,今後,介護の部分においても,医療というのは在宅医療等で切り離せない領域になってくると考えられるわけですね。その際に,今,答弁で言っていただいた内容,広域計画のほうで大丈夫だということなんですけども,実際問題,今ちょっと話題の中にありました医療の部分というのが果たして本当に大丈夫なのか,そのあたりの両市の調整というのが今後とれるのかどうかというのが,今の答弁ではちょっと見えなかったので,その点,もう一度よろしくお願いします。


○議長(今井俊郎君) 企画財務部長。
○企画財務部長(杉野浩二君)
 いろんな広域行政や広域連携についての課題がどこで議論をされて,どこで調整をされるのかという御質疑についてでございますけれども,広域行政や広域連携につきましては,本市と亀山市の2市のみの連携に限らず,さまざまな課題に対し,それぞれについて広く連携を議論する流れが現在生まれてきております。そのような連携等につきましては,連携の主体は基礎自治体でございますので,これまでと同様に,市議会で議論をしていくこととなります。
 また,鈴鹿亀山圏域の広域的な取り組みに関しましては,広域連合の広域計画を基本として,これまでと同様に広域連合で議論をしていくものでございますし,広域連携の調査,検討,推進につきましても,これまでと同様に広域連合が連絡調整を図っていくこととなります。
 以上でございます。

○24番(中西大輔君)
 確認でちょっとお聞きしたいんですけれども,それぞれの施策とか,それぞれの自治体でまず積極的に取り組んでいくということが1点と,今,これまでと同様に広域連合のほうで両市の連絡調整は行っていくということで,変わりはないということでしたので,その点について,鈴鹿市として,今後そのような課題が出てきたときに,きちっと取り組まれるということで了解してよろしいということか,念のためにお聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 企画財務部長。
○企画財務部長(杉野浩二君)
 今後,新たな課題が出てきた場合の連絡調整ということでございますけども,主体的には,広域連合が連絡調整を図っていくことになりますけども,その場合でも,当然,構成市であります2市が協議に参加しながら進めていくことになります。
 以上でございます。