2020年5月臨時議会 質疑

1 議案第33号 令和2年度鈴鹿市一般会計補正予算(第1号)

○26番(中西大輔君)
 議席26番,中西です。
 お聞きしたいのは,まず,第2款総務費,第1項総務管理費,第17目特別定額給付金費についてなんですけれども,この中で,これまでの質疑の中にもいろいろ答えはあったのですが,ちょっとお聞きしたいことは,せんだって社協のほうに行って,緊急小口資金の状況を聞かせていただいて,3月23日から5月5日までで大体約480件ぐらいの相談があったということを考えると,やはりこの480件の相談をされた方は,その後も経済的にかなり厳しいのかなと。そういうことを考えると,生活全般について,かなり困難な状況があると考えるのですけれども,今回,この特別定額給付金給付費を計上するに当たって,保護課のほうで生活困窮者相談事業があると思いますが,これらを組み合わせてしっかりと支えていく考えで計上されたのかどうか,お聞かせください。


○議長(森 喜代造君) 政策経営部長。
○政策経営部長(樋口幸人君)
 中西議員の御質疑に対しまして,説明申し上げます。
 特別定額給付金につきましては,生活支援の一環として一刻も早く給付金を支給するため,現在の考え方で準備し,発送,給付に向けて努力しているところでございます。
 先ほど生活困窮者相談事業と組み合わせて支援することはどうかというふうなことでございましたが,当初の想定として,そういった想定としてはございませんので,よろしくお願いいたします。
 以上でございます。

○26番(中西大輔君)
 それでは,次の点,お聞きしたいんですけれども,第3款民生費,第1項社会福祉費,第1目社会福祉総務費,新型コロナウイルス対策マスク配布事業費についていろいろと答弁がありましたが,論点としてお聞きしたいのは,感染防止というふうに書かれていますけれども,マスクは基本的に感染拡大防止だったのではないかなと。そのように考えると,政府のほうの配布するマスク2枚のほう,これが恐らく5月下旬から届いてくるであろうという中で,不織布マスクを選択して布製のマスクでなかったのは,どういうふうな理由なのかということをお聞きしたいのと,もう1点は,今回,マスク50枚を配布ということになっていますが,今,第1波が終わったぐらい,これから秋にかけて第2波があった場合に,もしマスクがなければ,もう一度配布するような考えで今回の予算を計上されているのか,その点のことをお聞かせください。


○議長(森 喜代造君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(森 健成君)
 まず1点目の布マスクではなく不織布マスクを配布する理由でございますけども,布マスクでも当然,感染拡大を防ぐ観点からは,不織布マスクと同様であるとは考えております。
 しかしながら,一定期間に一定数のマスクの量を確保する必要があること,また可能な限り衛生面にも配慮した上で配布しなければならないということなどを考えますと,布製の手作りマスクを短期間で製作し,配布することは難しいと考えております。できる限り早期に,かつ確実に配布することを優先的に考えていることから,短期間で必要数量の確保の見込みが立ちました不織布のマスクを配布することが適当であると考えております。
 第2波につきましては,今回まず,先ほどの要援護者台帳の方を対象に配布するということで決定しておりますけども,ちょっとまだ今後のことについては未定でございます。
 以上です。

○26番(中西大輔君)
 ありがとうございます。
 次に,第4款衛生費,第1項保健衛生費,第7目保健センター費管理運営費の中で,空気清浄機購入費が計上されているんですけれども,厚生労働省が3月30日に商業施設における換気の悪い密閉空間の改善に関しての指針では,1人当たり1時間30立米の換気性能が必要ということが出されたりしているんですけれども,今回,この空気清浄機を購入するに当たって,どのような考えでこの機械というものが設定されているのか,その考えをお聞かせください。


○議長(森 喜代造君) 健康福祉部長。
○健康福祉部長(森 健成君)
 空気清浄機についてでございますけども,購入する機器は,次亜塩素酸により空間の除菌やウイルス対策を行う機器でございます。こちらにつきましては,応急診療所のスタッフの方からもぜひ備えてほしいと依頼があった機器でもございます。
 また,各保健センター及び応急診療所につきましては,建築物における衛生的環境の確保に関する法律による必要換気量は,当然に確保されているものと考えておりますけども,保健センターや応急診療所におきましては,なかなか頻繁に換気するという等は難しいと考えておりますので,この機器の使用も有効であると考えております。
 以上でございます。

○26番(中西大輔君)
 考え方はわかりましたので,それでは,最後なんですけれども,第10款教育費,第2項小学校費及び第3項中学校費,それぞれ第1目学校管理費の中にある新型コロナウイルス学校内感染防止対策事業費に関してなんですけども,明石議員の質問にもありましたが,フェースシールドについてなんですけども,製作するに当たって,当然のことながら子供と大人と顔のサイズが違いますし,同じ子供でもいろいろ顔のサイズが違いますけど,その辺りの対応の考え方はどうなっているのかという点と,もう1点,全員に配布するということになってくると,その保管場所であったり保管方法の考え方はどうなっているのか,お聞かせください。
 そして,健診用防護服についても今までの質疑の中でわからなかった点で,これは複数枚の使い捨て型のものなのか,それとも何回か使うことを前提のものなのかということがわからなかったので,その点の説明をお願いします。


○議長(森 喜代造君) 教育長。
○教育長(中道公子君)
 それでは,中西議員の御質疑につきまして説明申し上げます。
 1つ目のフェースシールドのサイズのことについてでございますけれども,サイズは2種類ございまして,実際に実物を装着して検討いたしまして,小学生には中サイズ,そして,中学生と教職員等につきましては,大サイズを配布したいと考えております。児童生徒それぞれ,頭のサイズは異なるわけでございますけども,ゴムバンドにより調整が可能となってございます。

 それから,2つ目のフェースシールドの保管方法でございますが,ビニール袋に入れまして,各教室の児童生徒の机の横にかけて,あるいはロッカーに入れて各自保管するというように考えてございます。
 それから,3つ目の防護服についてでございますけれども,不織布滅菌タイプですので,基本は使い捨てになりますけれども,使用後は,軽い洗浄,天日干しなどを行うことで再利用してまいります。
 以上でございます。