2024年 12月(一般質問)

2 市立体育館電灯使用料に関して
 (1) JISスポーツ照明基準に沿った考えで3段階と設定すべき

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 それでは、次の項目、AGF鈴鹿体育館電灯使用料のほうに移ります。
 この件については、全員協議会でも、今日の午前中の議案質疑でも取り上げさせていただきましたし、各種資料などにも目を通させていただきました。結論は、やはり別表1の電灯使用料について、今のままではやはりおかしいのではないかと。正体育館の全面で、3段階の照度設定を基本とした設定するべきだというふうに考えたところです。
 資料5の映写をお願いします。

 いろいろ聞き取りから作成しました、正体育館について、フロアの使用範囲と照度、そして調光の設定の関係を表したものになっています。
 設置の照明機器については、改修時の照度計算書などからも調べましたが、専用タブレット操作の調光システムで、議案質疑の答弁であったように、10パターンを設定するものです。

 この図のほうですが、まず一番左ですが、現行のものになって、設定は照度100に9つ、そして全面に照度2分の1となっております。ちなみに、使用料は、全面で照度100の4,000円が基準であるのみで、2分の1の設定は存在していません。
 真ん中は、こちらが条例案となりますが、改正内容が赤の部分となります。設定は、照度100の範囲、3分の2全部と3分の1で、中という設定分を廃止して、その分を照度2分の1のところの新設部分に振り分け、それによって照度2分の1の使用料を設定するという考え方になっています。

 ここまでの時点で、なぜ当初からJISスポーツ照度基準の3段階で検討していなかったのか、それに対応する使用料としていなかったのかというところで、市の不手際があったのではないかなと考えるところです。

 右の図は、私の案として書かせていただいたもので、青の部分が意見です。簡単にいうと、範囲全面のところで、照度4分の1を導入すると。その上で、範囲3分の1を廃止して2分の1に統合するということで作りましたが、正直なところ、JISの3段階の設定で照度4分の1は全面のみ導入として、残る設定の7つについては、明るい側で配分すればよいというふうに考えます。こうして使用料を設定するほうが、ジュニアスポーツなどをはじめとして、利用者に寄り添った改定になるでしょうし、御理解と納得も得やすいかと考えます。

 論点として、もう1つ。先ほども言いましたけど、JISスポーツ照度基準の存在もありますが、全面で照度100というのは、実際、プロスポーツで使うぐらいで、中体連であったり、私たちがやっている子供のバレーの大会であったり、そのようなものには過度な明かりです。

 そう考えると、令和2年4月1日の使用料改定から約5年間、鈴鹿市は、市民の皆さんにそのようなものが存在することを伝えないまま、高額の使用料を請求していたというふうに考えられるのではないでしょうか。もし今回の改定内容も含めて、JIS基準も含めて、内容を知ったとき、市民の皆さんはどのように考えられるでしょうか。鈴鹿市の提案というのは、理解と納得はそう簡単に得られるでしょうか。

 もう1つ、これは議案の質疑のほうでも取り上げましたが、つい先日には、来年1月請求の電気料金が下がるという報道がありましたが、今の社会情勢を考えると、燃料価格の上昇というのは今後もあり得ると予想されて、電気料金への影響というのが想定に入るところです。であれば、それを考慮して、現時点で3段階の設定を導入するほうが合理的ではないでしょうか。

 以上、今回の事案というのは、3段階の照度基準があるにもかかわらず、大規模改修後の使用料の基本を範囲全面の照度100で4,000円だけとしたスタート時点の市の不手際が発端ではないかと言えます。
 また、全員協議会でも、今さらではあるが、反省するべき点と思うという趣旨の発言もありました。

 今回、一般質問でも取り上げさせていただいているのは、このような不手際な部分を改善する重要な機会ですし、そのことを市のほうに求めたいから質問に取り上げています。それを、いまだに行政の論理だけで進めている点というのは、さらなる不手際が起こる可能性を感じます。市民に対する不誠実さがあると考えます。

 以上、市民と利用者との意見交換など、理解を求める取組の不足もありますし、このような市の姿勢にコンプライアンスの課題もあると私は考えるところです。ですので、私自身としては、今現在の提案のAGF鈴鹿体育館の電灯使用料について、理解と納得というものはできません。
 12月定例議会内で、全面使用照度4分の1を取り入れる修正案の提出、もしくは別表1を削除した案として再提出していただきたい。
                〔資料の提示を終了〕

○議長(池上茂樹君) 中西議員、時間を超えています。発言時間を超えましたので、終了とさせていただきます。
 これにて、中西大輔議員の質問を終了いたします。

※答弁が存在しないのは、質問の総時間45分に対して残時間はあったものの、議員の持ち時間制としての中西持ち分の23分をを消費しきったため、議場内で「打ち切り」の声があったためです。


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