2007年6月定例会一般質問 「鈴鹿の救急医療について」 ○29番(中西大輔君) おはようございます。 議席番号29番,すずか倶楽部の中西大輔です。 今回は,健康に関してなんですけど,私自身,ちょっとメタボリックでちょっと危険かなと思ってる中,質問させていただくわけですけれども,また,先日の市長の施政方針については,市長の年間を通してのマニフェストと理解しまして,その進展を期待しております。特にやはり市民に対しての情報共有の部分,それと,この後半,一番最後の部分ですね,今後ともさらなる職員の意識改革を図り,前例,慣習にとらわれることなく,創意と工夫による真に住みよさが実感できる鈴鹿の創造に向け職員一丸となって,また,私自身が市政のリーダーとして全力を注ぎ,まちづくりに邁進してまいりますので,議員並びに市民の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げますという部分ですね。この点,非常に心強い言葉と思いながら,今回の質問をさせていただきます。 それでは,通告に従いまして,鈴鹿市の救急医療についてを質問させていただきます。 今回は,特に2月1日から体制が変更になりました,鈴鹿中央総合病院における夜間小児救急体制の変更についてから鈴鹿市における救急医療のあり方について,お聞かせいただきます。 救急医療については,県内では2006年11月に,松阪市で2次救急体制の崩壊が問題になったことは記憶に新しいところです。先日,2月29日には,朝日新聞紙上で,名古屋市での2次救急輪番体制の危機が報じられて,その1週間,きょうあと3月7日には,実際に2次救急の担当回数が減るという事態になったことが報じられました。このように,急激に救急体制の崩壊が進むことは,この問題が待ったなし,臨機応変な対応が必要であることを示していると言えない でしょうか。 全国的にも,また,三重県内においても医師不足,医師の負担増,医療訴訟の増加,国の研修医制度の変更,1次救急で済む人が2次救急を利用するなど,市民の救急医療に対するモラルの崩壊など,複合的な原因の連鎖で救急体制の崩壊が起こり,大きな社会問題となっているところです。 また,2月29日には,中日新聞三重版紙上において,「小児科夜間救急を中止」の見出しで,鈴鹿市中央総合病院での小児内科の2次救急受け入れ停止が記事として取り上げられていたことも耳に新しいところです。同時に,かなり早い時点で,市民から市政への提言に,今回の件について意見が寄せられていたこと も確認いたしております。 私自身,今回の市内の医師の方を含めた懇談の中で,救急医療の現状を聞き,今回の鈴鹿中央総合病院における夜間小児救急体制の変更についての情報を得て,担当課と中央総合病院にも聞き取りをさせていただきました。聞き取りの中で,改めて認識いたしましたが,鈴鹿市にとって今回の救急体制変更が問いかける問題は,非常に大きなものであることは間違いのないことです。 議会でも重要な案件であることは,鈴鹿市における救急医療について,19年度議会においても多くの一般質問をされている上,1月15日には,市長への各常任委員会の提言から,文教福祉委員会所管の五つの中のうち,救急医療の受け入れ態勢(救急医療体制)で4項目の提言が行われ,さらに,別項目として,特に救急医療体制の改善は急務であり,直ちに行政と医療関係機関は改善を計画し,執行されることを強く要請いたしますとあることは,議会として非常に危機感 を持っていることのあかしです。 また,輪番に関する予算について,今回の予算案で大幅に増額されていることは,行政についても,同じように危機感を持たれていることと思います。 このような状況の中,1月29日付で,関係各位あてとして,鈴鹿中央総合病院さんから,次のような文書が配布されています。 お願いします。 〔資料をスクリーンに示す〕 この内容について,特に小児内科2次救急についてのことであると認識しています。小児内科2次救急については,てんかんや熱けいれん,循環器疾患,アレルギーなど,救急においては症状の変化が激しく,時には容体が急変する場合があり,受診するまでの進行の度合いによっては命にかかわることもあると聞き及んでいます。もし,夜間に2次救急が必要となる子供が自分の子供だったら,孫だったらと考えたとき,私自身,一人の親として非常に危機感を感じるところで す。 これらを踏まえ,今回の鈴鹿中央総合病院の夜間小児救急体制の変更について,担当となる保健福祉部と健康づくり課では,関係者に対して,これまでどのような対応を行ったのか,経過説明と今後の対応予定について,説明をお願いします。 また,回生病院から中央総合病院への小児科集約後,このような事態に陥っていることについての見解を,簡潔に答弁お願いします。 次に,このような重要な事案の報告が議会に対しても,市民に対してもおくれた理由について,また,今後の市民への情報提供,共有の対応の方向性についての2点,答弁をお願いします。 ○議長(大西克美君) 市長。 〔市長 川岸光男君登壇〕 ○市長(川岸光男君) それでは,中西議員の救急医療についての御質問に,御答弁申し上げます。 安心して健康で明るい日常生活を送るためには,ふだんの健康管理はもとより,急病や事故等に的確に対応できる救急医療体制の確立が必要であると考えております。 本市におきましても,医師会を初め,関係医療機関の御協力をいただき,夜間や休日の対応として鈴鹿市応急診療所を開設し,また,鈴鹿中央総合病院及び鈴鹿回生病院には,輪番制による昼夜を問わず,2次救急医療を担っていただいております。 特に小児救急におきましては,平成17年8月より,小児科医の集約化によりまして,鈴鹿中央総合病院において,小児の2次救急医療を担っていただいているところでございます。 しかしながら,近年の医師不足の問題は,全国的な問題として取り上げられており,特に病院等で働く勤務医の過重労働の解消が課題となり,勤務医が病院を離れ,ひいては救急体制の存続が困難な状況を引き起こしてきております。 その対応策といたしまして,大学の医学部定員枠の拡大や,医師を地元に根づかせるための奨学金制度の導入など,国・県レベルでの具体策が打ち出されておりますが,医療現場で直面している問題の打開策には至っておらず,各地域で救急医療体制の見直し等がなされている状況でございます。 こうした状況の中で,本市におきましても,小児救急を担っていただいておりました鈴鹿中央総合病院から,小児科医療不足による夜間の小児救急体制の変更について報告を受けたところでございまして,直ちに鈴鹿中央総合病院及び三重病院の両病院に対し,細部の調整を行い,救急搬送の確認をさせていただいたと ころでございます。 安心した医療を受けていただくためには,やはり,ふだんからの診療だけではなく,子供の予防接種や高齢者の福祉・介護,また,家族の状況など,気楽に相談に乗っていただける,いわゆるかかりつけ医を持っていただくことが大切であると考えております。 今後におきましても,日ごろから病院の状況を把握し,情報の共有化を図りながら,行政としての役割の中で,医師確保の要望と有効的な啓発活動などを繰り返し続けてまいりたいと考えております。 市民の安心の構築のため,関係機関の協力を得て,さらに救急医療体制の充実を図ってまいりたいと考えております。 なお,救急医療体制の改善につきましては,議会からの御提言もいただいておりまして,平成20年度当初予算におきまして,救急医療充実支援のための予算を計上させていただいているところでございます。 なお,詳細につきましては,保健福祉部長より答弁をさせますので,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 〔保健福祉部長 渥美眞人君登壇〕 ○保健福祉部長(渥美眞人君) それでは,私から,本年2月1日から変更となりました小児救急医療体制の経緯と今後の対応につきまして,御答弁を申し上げます。 小児救急医療体制につきましては,平成17年8月より,小児科医の集約化により,鈴鹿中央総合病院にお願いをしておりますが,1月29日付で,病院から小児科医師不足のため,救急医療体制の縮小についての通知をいただきました。 内容は,夜間の救急体制の変更で,平日の場合は,22時30分以降,翌朝8時30分まで,休日の場合は,17時以降,翌朝8時30分までは診療ができないため,その代替策として,津市の国立病院機構三重病院への搬送となる旨の内容でございました。 中央総合病院から通知を受けまして,まず,医師会へ報告した後,健康づくり課,消防本部,中央総合病院,回生病院及び三重病院との間で,救急搬送体制について細部の調整確認を行いました関係で,周知には少し時間がかかりましたが,広報すずか3月5日号で,市民の皆様へ周知を行ったわけでございます。 中央総合病院への小児科医の集約から2年余りの期間での体制の縮小に至ったことにつきましては,全国的な病院勤務医不足,特に小児科医の不足が深刻化している状況にあると認識をしております。 また,今回の事態を受けまして,三重大学医学部に対し,医師の派遣の陳情に伺う予定でございます。 また,これらの変更の周知がおくれたことにつきましては,救急患者の受け入れ体制については,緊急度・重症度など,あらゆる場合が想定されますことから,中央・回生両病院との細部にわたる調整,確認が必要でございまして,それらの日程に日時を要しまして,ようやく2月末に変更内容が確認されたところでございます。 したがいまして,議会への報告につきましても,あいまいな情報での報告はできず,後日となった次第でございます。 中央総合病院からの報告を受けまして,まずは救急搬送体制の調整が必要と考え取り組んでまいりましたので,御理解を賜りたいと存じます。 なお,情報の提供につきましては,保育園,幼稚園,小・中学校への情報提供や,ケーブルテレビ,広報すずかなどを利用しての市民への啓発につきまして,現在,定期的に行っております広報等のスペースの利用や,あらゆる機会をとらえ,随時行ってまいりたいと考えておりますので,よろしく御理解を賜りますようにお願いを申し上げます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 情報の提示がおくれたことについては,わかりました。実際,情報の確認,内容の調整を行われた担当の消防の方々とのお話の中でも,かなりの御苦労があったと聞いております。本当に御苦労さまです。 ただ,やはりこれからの時代,市民,議会,行政が情報を共有し,スクラムを組むようにして,社会問題に取り組むことが重要だと考えたとき,今回の事例,非常に残念でありました。 実際,松阪市の方の,いろいろちょっと調べましたところ,松阪市の方の流れでは,最初に,このような救急体制の崩壊というふうな事例が出たときに,1カ月前に通告ありまして,そこから担当も含めて話し合いをしまして,半月後,これはどうにもならないということで,議会に対しても臨時の会合を要請し,それをもって市長も新聞発表を行い,また,ケーブルテレビ等でも市長みずからが言葉に出したということもありますから,本当に非常に残念であったと思います。この点については,改善を進めていただきたいと思います。 ちなみに,政策幹部会議の方,行われてると思うんですけれども,今回の件について,どのような判断を皆さんされていたのかなということをお聞きしたいんですけれども,保健福祉部長の方から,ちょっとお言葉いただきたいと思いますので,お願いします。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 政策幹部会議への報告でございますが,現在のところ,政策幹部会議の報告は行っておりません。 以上でございます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) やはり今のちょっと御答弁,非常にちょっとびっくりしたんですけれども,このような事案について,早急にやはり担当部だけではなく,すべての政策幹部会議で出していただいて,情報を共有して取り組まれることが,執行部においては非常に必要ではないかと思いますので,その点,御協力お願いします。 それでは,救急搬送の方に,ちょっと話を移らせていただくんですけれども,救急搬送について,救急隊員の皆様は,救急活動に当たり,患者,医療機関との最前線で相当の御苦労があると思います。本当にどうして,こういうとこへ連れていくんやとか,いろいろ大変なことがあると思います。本当に御苦労さまで す。 さて,平成19年度における午後10時半から午前8時半までの小児救急の救急搬送状況は,年間で69件とお聞きしていますが,それでは,今回,2月1日 からの体制変更後,消防本部において,小児2次救急搬送があったかどうか,これまでの搬送実績データともあわせ,答弁お願いします。 また,各消防分署からの三重病院までの大まかなルートと搬送所要時間,救急搬送についての現状をお聞かせください。 ○議長(大西克美君) 消防長。 〔消防長 児玉 忠君登壇〕 ○消防長(児玉 忠君) それでは,中西議員の御質問の2月1日以降の救急搬送の現状と,国立三重病院までの搬送時間と経路につきまして,御答弁申し上げます。 鈴鹿中央総合病院の夜間の小児救急体制の変更がありました,平成20年2月1日以降,1カ月間の救急搬送は526人で,うち小児救急搬送となります15歳未満の搬送人員は51人でございます。 その搬送先は,鈴鹿中央総合病院へ19人,津市国立三重病院へ11人,鈴鹿回生病院へ4人,市内の1次医療機関へ9人,その他8人は,それぞれ隣接する津市及び四日市市の病院へ搬送となっております。 鈴鹿市内の病院で診療できなくなった平日の22時30分から翌朝8時30分までの小児救急搬送の人員は5人,また,休日の17時から翌朝8時までの小児救急の搬送は3人で,合計8人を津市大里窪田町の国立三重病院へ搬送いたしております。 この8人の傷病程度は,6人が軽症,2人が入院加療を必要とする中等症と診断されております。 次に,御質問の津市国立三重病院への搬送時間と経路につきましては,傷病者が発生しました場所により,搬送の経路や時間が異なりますが,津市寄りの地域 では,国道23号,国道306号などを使用しまして約20分,西部四日市寄りの地域では,東名阪高速道路,国道23号などを使用して約40分以上の搬送時間が必要でありますが,消防といたしましては,常に患者さんの状態と道路状況を見きわめた上で,最善の搬送経路を選択し,救急搬送を行っておりますので, 御理解を賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) ありがとうございます。 本当に交通事故等も気をつけながら救急搬送の方,またぜひ,御尽力お願いします。 今回,話がまたちょっと変わるんですけれども,今回の問題は,もう一つ,第5次総合計画における五つの政策の柱のうちの一つ,だれもが暮らしやすいまちづくりの中,政策6,いつも健康で暮らせる町にします。そのための施策18,医療体制の充実,施策を構成するうちの単位施策56,このページにあるんですけど,救急医療体制の充実の目的が成立しなくなったことだと認識しますが,その点について,どうお考えなのか,また,これを受けて,今回の変更を受けて, 行政評価の見直しを行ったのか,簡潔にお答ください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) それでは,再度の御質問に,御答弁申し上げます。 第5次総合計画の中で単位施策56,救急医療体制の充実の目的が成立しなくなったんではないかということ,また,それを受けて行政評価の見直しをどうす るのかという御質問だったと思いますけれども,救急,第5次総合計画の救急医療体制の変更の目的が成立しなくなったというふうには考えておりません。これ は,総合計画を策定した時点での目標値でございまして,平成20年度の目標値の2次救急病院への収容率は,当然,計画策定時の目的でございますので,あく までも,その目標に向かって努力はしていかなければならないというふうに考えております。 また,行政評価の見直しにつきましては,本年度3月31日までに,鈴鹿市単位施策評価シートにおきましては,そのうちの7の総合評価及び今後の方向 性,8,環境変化を踏まえた課題認識,9,新規事業や既存事業の20年度までにおける優先順位の考え方については,変更をするべきものと考えておりますけ れども,数値目標については,そのまま継続をしていくのが必要であるというふうに考えておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 数値目標的に言えば問題ないのかもしれません。しかし,今回,この小児内科2次救急が鈴鹿中央総合病院からなくなったということは,救急医療体制を構成する一つがなくなったということ,鈴鹿市からなくなったということですから,数字で変えてしまうんではなくて,やっぱり本質的なと ころをやっぱり考えるべきだと思います。 また,その点についても,行政評価ということですから,保健福祉部さんの行った行政評価についての見直し,その点について,企画財務部としては,どのようにお受け取りになられているのか,お聞かせください。 ○議長(大西克美君) 企画財務部長。 ○企画財務部長(長谷川正人君) ただいま保健福祉部長の方からも答弁ございましたように,総合計画というのは,18年スタートして,その時点で目標を決 めてやっておると。それも,基本構想に基づく,市民の方も入りまして策定しました基本構想に基づいて,それを目指すには,どうした施策をとっていくかとい うようなことで考えられておりますので,その目標都市像を達成していくためには,必要な施策として考えられております。いろいろ諸般の事情もあって変わっ てくるかもわかりませんが,やはり目指すものを達成するためには,その施策が必要であるということで,目標を持って,その計画期間中は満たせるように努力 をしていくというものであると思います。 ただ,施策につきましては,3年間の計画としてつくっておりますので,その3年間,平成20年度に終わりますが,その時点で,再度改めて計画を評価し,検証し,次の施策に結びつけていくと,それが総合計画の性質であると私は思っております。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 行政評価のこの見直しということですね。きのう偶然とはいえ,四日市大学の岩崎教授の講演聞きまして,ちょっとお話させていただいたところ,やはり何かの変更というか,そういうふうな違い,そういうことが出てきた場合は,やはり行政評価についても,それに即応して,評価に対して見直しを図るべきではないかというふうな御見解をお聞かせいただきました。 それではちょっと話そのままでは続きませんので,次に移らせていただきますと,今,先ほど多少触れさせていただきました,今回の事案というのは,鈴鹿市での夜間小児内科2次救急体制の崩壊です。まさに緊急事態なわけですね。このような状況の中,市民が安心して子育てをすることができる町だと,果たして言えるのでしょうか。また,現在の状況は,鈴鹿市の救急医療システムというダムにひび割れが生じた状態であると思います。このままだと,いずれダムは崩壊して,小児だけでなく,全体の救急の破綻につながりかねない危機的な状況ではないでしょうか。現在はもちろんのこと,これから続いていく世代のためにも,鈴鹿市はこのままでよいのでしょうか。 先ほども出しましたが,2006年11月には,松阪市において,下村市長みずからがケーブルテレビでの放送に出演するなどして,市民に救急の危機的状態をみずから発信した事例があります。 川岸市長は,今回の件について,鈴鹿市としてどのようなレベルとお考えか,お聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 今回の小児救急の縮小につきましては,全国的な問題もございまして,私どもも非常に危機的な状況であるというふうに認識をしております。 以上でございます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) ありがとうございます。そのお言葉ちょっと胸に置きながら次の方に進めさせていただきます。 話の方,変わりまして,今回の体制変更に関連して,救急医療体制全体を見た視点から,5項目お聞かせいただきたいと思います。 まず,一つ目に,先ほどの資料ありますが,お願いします。 〔資料をスクリーンに示す〕 この中で,一番下のところに,1次救急の対応ありからなしというふうに変更入ってますが,この変更があるということは,この4月から開所を控えた応急診療所,こちらの方で受診者増などの影響が出ることが明白ではないかと思います。その点についてと応急診療所での受け入れ体制について,お聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) それでは,小児救急体制が変更されたことに伴いまして,応急診療所に影響があるのかについて,御答弁を申し上げます。 中央総合病院の1次救急が受け入れられなくなる分,応急診療所への受診者が増加する可能性はあるというふうに考えております。 小児救急体制変更後の本年2月分の夜間の受診者の状況を見ますと357件で,昨年同月分に比べ40件,13%程度増加はしておりますが,平成19年度の夜間の受診者,4月から今までの夜間の受診者でございますが,本年4月から本年2月末の累計が前年度比で約25%増となっておりまして,必ずしも中央総合病院での小児救急の体制が影響を及ぼしているのではなく,2次救急輪番病院であります,中央総合病院及び回生病院の2次救急と1次救急のすみ分けが進みつ つあるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) それと,応急診療所の受け入れ体制について御答弁いただいてなかったんで,その点,お願いします。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 新しく完成した応急診療所の今後の受け入れ体制についてでございますけれども,新しい応急診療所は,延べ床面積が301.14平方メートルになりまして,現在のほぼ倍の広さとなります。 利用者は年々増加しておりまして,平成18年度は1年間で6,720名となっております。1日平均で申し上げますと,平日夜間は10名程度,休日は昼夜合わせて30名ないし40名の利用がございます。平成19年度は,さきにも申し上げましたが,受診者数は増加しておりまして,今後につきましても,この傾 向は続くものというふうに考えております。 また,新診療所は独立した建物となりますため,利用者の増加に伴う対応や防犯上の問題については,防犯体制の強化のための警備員の配置などを考えております。 また,現在,神戸交番に夜間警らを行っていただいておりますけれども,4月以降,診療所内へ警察官に立ち寄っていただくことも検討をしておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) ありがとうございます。 直接ではないんですけれども,先日,ちょっと帰りなんですけど,市民課窓口で市民からのクレーム対応する職員の方をお見かけしましたが,このような場合,心理的なストレスの大きさは,すごく察するところなんですね。 受け入れ患者の増大ということは,つまり,このようなクレーム対応,いろいろな形,リスクの増大を招くことになります。実際に,現在でも応急診療所の現場では,かなりの心理負担があると聞いています。やはりそのような事案が発生した際,即応できる人材を常駐配置することを早急に実現すべきです。お考えということですので,実現の時期の見通しをお聞かせください。 また,他市では実現している医療専門弁護士との提携など御検討いただいているか,お聞かせください。お願いします。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 先ほども申し上げましたが,現在,医師会との調整の中でも新しく独立した建物になります。それと救急,夜間の患者の増大に つきまして,やはりクレームというのが若干多くなるというふうに考えております。私どもも,先ほど申し上げましたように,夜間の警備員の配置などを考えて おります。 今後につきましては,さらに医師会等と検討を重ねながら進めてまいりたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 検討を考えているということですので,ぜひお願いします。 それでは二つ目に,鈴鹿市医師会,市内小児科開業医の方々との連携について,健康づくり課担当,消防本部救急管理グループの方々を初めとした現場の方々は,非常に現場対応の方で負担もかかりながらされているとお聞きしていますが,保健福祉部として,今回の件に関する対応について協議状況など,お聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 医師会とか開業医の方々との連携について,御答弁申し上げます。 まず,このたびの小児救急体制変更の周知につきましては,中央総合病院から市内及び近隣市の各医療機関を初め,関係機関に通知していただいたと聞いております。 また,今回の件に関しまして,鈴鹿市医師会など,市内医療機関への協議については,先ほどから申し上げております中央・回生両病院との調整確認がなされた段階で資料を作成し,報告を行っております。 その他関係医療機関等との連携についてでございますが,1次救急医療関係においては,応急診療所の運営について御理解をいただき,医科,歯科開業医及び 薬剤師の皆様に御協力をいただいておりますが,年2回応急診療所運営委員会を開催しております。これは,医師会,歯科医師会及び薬剤師会の正副会長が構成 メンバーでございまして,事業報告や問題点につきまして御意見をちょうだいいたしております。 次に,2次救急医療関係につきましては,医師会の正副会長,救急医療専門担当理事,2次救急医療輪番病院である中央病院及び回生両病院の関係者並びに消 防本部の救急関係職員をメンバーとする,2次救急医療調整会議を年2回開催し,救急医療に関する事業報告と諸問題についての意見交換を行っております。 今年度2回目の調整会議を,この3月24日に開催をいたしますが,救急医療の体制や支援などを協議する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) ありがとうございます。やはり開業医の方々の理解を得ながら,同時に県の救急医療情報システムだけではなくて,以前にもありました鈴鹿市独自の救急医療情報システムみたいなものを構築することも重要だと思いますので,その点また考慮に入れていろいろな会議の方行ってください。それでは,三つ目の方に移りますが,夜間の子供の体調の急変は親として非常に不安なことであることは,私自身も体験しているところです。夜中に急に吐いたり,熱が39度になったり,非常にこれは驚くというか,慌てふためくことで,これが一つ,1次救急対応であるが2次救急のところに負担をかける理由の一つになっているかもしれません。その中で,実際に救急車で搬送される事例のうち,約6割以上は,この今申し上げたように,2次救急ではなく1次対応で問題のない事例であったりするなど,救急医療について,利用する市民のモラル崩壊も,救急体制崩壊の大きな要因の一つとなっています。この点市民の側も意識を変える必要があることですが,その点について啓発活動など,具体的な対応状況をお聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 市民の皆様への救急医療の啓発について御答弁申し上げます。市民の皆様への啓発につきましては,毎年継続的に行なっており ますが,平成19年度におきましても,広報すずかでは,5月・9月・11月・12月の計4回,急な病気やけがの対応についてや,応急診療所の紹介,鈴鹿市の救急医療がピンチですと題した折り込みチラシ,それから三重こども医療ダイヤルなど,また,CNSでは,救急医療について特集を含め,2回放映し啓発に努めております。今後も随時続けてまいりますが,応急診療所の適正な利用方法とか,あるいは子供さんの救急時の対応について啓発することにより,逼迫しております救急医療に対する市民の皆様への理解を求めたいと考えておりますので,よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 情報提供のあり方についてですね,やはり広報すずかやチラシなどの紙媒体やテレビなどの放送媒体,インターネットなどの媒体を通じてだけではなくてですね,このようなメディアというのは意外に見ない,見てでもすぐに流れてしまうこともあったりする,そういうことから考えると,市民,特に今子育て世代のお母さん方も,なかなかこの情報というのを,まだきっちり受取ってないという状況がある,3月5日号の広報の方で告知をしていただいたわけですが,そういうふうなことからも考えるとですね,この市民の側の情報不足,知識不足を改善して救急医療に関しての理解を浸透させていくために,やはり,顔を合わせて話す状況が非常に有効ではないかと思います。そういうふうなことで考えますと,保健センターでの各種検診時,また各学校での,これからPTAの総会であるとか,授業参観であるとか,人が集まる機会がありますので,そのような場所で直接情報を提供するような啓発活動を行う考えがあるか,お聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) さまざまな顔を突き合わせて,啓発していったらどうかという御質問でございますけれど,当然1歳半,3歳半健診のときに は,こういう小さな啓発チラシをお配りをさせていただいて,応急診療所の紹介やそういうものについて,啓発を行っているところでございます。ただ,PTA の総会等につきましては,かなり出席者数も限られておるというところでございますので,今後は医師会等とも調整をさせてもらいまして,ほかの方法も考えて いきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) その点でも,ほかの他市町村の話を聞いていますと,やはり直接出向いて伝えるのが一番伝えやすいと,またチラシの方もですね,難しくではなくて本当にわかりやすく,端的に伝わるチラシをつくるのがいいとお聞きしました。それで,PTA総会や授業参観ということは,関連して,やっぱり教育委員会,学校教育の方では,サポートが必要となってくると思いますが,教育委員会としては,このような事例について何かフォロー,何かこういうふうなことに対しての協力体制について発想おありかどうかお聞かせいただきたいのでお願いします。 ○議長(大西克美君) 教育長。 ○教育長(水井健次君) やはり大事なことですので,そういったことが保健福祉のほうからご相談があれば対応していきたいと思います。以上です。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 何度も申し上げていますが,やはり保健福祉部からではなくて,やはり自発的な部分でこういうことが私たちの部はできるという発想でもって,問題に取り組むということが非常に重要だと思いますので,今この状態の中で,答弁は保健福祉部長に集中していますが,ぜひ同じ問題として共有し てお考えいただきたいと思います。 それでは四つ目の質問の方に移らせていただきますが,亀山市において,昨年2月に5人いた内科医の方が3人辞めたことで,亀山市立病院での救急受け入れ体勢が崩壊。そのことで,現在鈴鹿市に,亀山市の救急搬送の約6割が向かっているということで,これは決して亀山市民の方が悪いということではないんですけれども,このように救急搬送がふえたことで,鈴鹿市の救急医療体制にもかなり負担がかかっている現状があるというわけですね。そのような近隣市との対応,また連携についてお聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 近隣市への対応と連携について,御答弁申し上げます。 近隣市ということでございますけれど,亀山市との連携についてということになろうと思いますけれども,亀山市に対しましては,小児救急,二次救急医療体 制について,鈴鹿市の状況を伝え,独自の体制の構築について申し入れを行ってまいります。また去る2月25日に三重県鈴鹿保健福祉事務所の主催によりま す,鈴鹿亀山地域救急医療対策協議会の場におきましても,情報交換を行ったところであり,亀山市からはこの3月からは,毎日夜間の応急診療所を開設すると いう話がございました。今後におきましても,医療体制の連携につきまして,亀山市とは引き続き話し合いの場を持っていきたいと考えておりますので,よろし く御理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 一次救急医療については,亀山市さんで応急診療所を開設して対応するということですけれど,まあ本質的なところですね,二次救急の搬送については,実際に回生病院さん,中央病院さんだけではなくて,ほかの鈴鹿市内の病院の方にも負担がかかっているという現状があって,こちらの方が破綻してしまえば,鈴鹿市の救急医療全体的に負担がかかって破綻しかねない状況になっているということですので,その点なんですけれども,このように一つのところがつぶれれば,ドミノと同じように他のところにも負担がかかり,体制が崩壊していくということですね,その中で,鈴鹿市の救急の方についても当然,三重病院さんに今回でも受け入れていただくように,他市の恩恵等受けていることを認めつつ,しかしながらやはり,他市に対し毅然とするところは,毅然としていただきたい。それがなければ,救急も医療も,現場の疲弊が大きくなってしまい,崩壊につながってしまうと思いますが,その点について,鈴鹿市として明確に他市に対して,この立ち位置ですね,それを示すお考えがあるのかどうか,お聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 近隣市との調整でございますけれども,亀山市につきましてはですね,医療センターがございますけれども,現在二次救急につ いては,受け入れができない状況でございます。今現在,亀山市の医療センターにおきましては,亀山市の医療センターあり方検討委員会というのを立ち上げま して協議をしているというふうに伺っております。近隣の四日市市におきましても,市立病院がございますけれども,市立病院のなかでも大変なことになってい るというふうに伺っておりますし,津市におきましても,かなりの病院数がございますけれども,津市からも鈴鹿市に救急医療搬送されているような状況がござ います。当然広域化という話もございますけれども,そういうことではなしに,やはりお互いに情報を共有しながら,この二次救急についての話し合いというの は,あらゆる場で持っていきたい,また県との調整も行っていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) これからの地域間競争と,そこまでは言いませんが,やはり明確に鈴鹿市としての立場をしっかり持っていかなければ,鈴鹿市はその崩壊の中に巻き込まれてそのまま,自分たちの市もだめになってしまうんではないかと危惧するところでありますので,ぜひほかの市との連携についてもしっかりしていただきたいと思います。 それでは5点目,三重県の方ですね,県の方では今回四つの県立病院の再編の方が検討されるなどの動きがありますが,そのうちの一つ,四日市の総合医療センターですか,あちらの方は三次医療も担当しながら,しかしやはり,この北勢地域の中でも,鈴鹿市からも何かとお世話になる可能性のあるところですね,そういうふうなところが,今再編計画,どういふうになるのかということが,検討されているという動きについて,市としては情報収集行われているのか,また,その情報収集が行われているのであれば,県に対して何らかの働きかけですね,鈴鹿市としてのあり方の,何らかの働きかけを行っているのかお聞かせください。 ○議長(大西克美君) 保健福祉部長。 ○保健福祉部長(渥美眞人君) 県との連携,県立病院の再編についてでございますけれども,先ほど申し上げました鈴鹿亀山地域救急医療対策協議会が,先日 ございましたんですけれども,その場での県立病院の再編の計画,県の医療計画についての具体的なお話はございませんでした。ただ,先ほどの小児救急の縮小 につきまして,三重病院との調整会議,調整をしている中で,最終的に三重病院で受け入れていただけない患者さんにつきましてはですね,四日市の県立総合医 療センターの方に最終的には搬送をするということで協議がまとまっております。ただ,医療関係につきましてはですね,昨年市長の方からもですね,知事に対 して県の方でもしっかりと体制を整えてほしいという申し入れを行っております。今後も継続して行っていきたいというふうに考えております。以上でございま す。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) やはりそのような全体的な流れも含めながら,変えていかないといけない,鈴鹿市のあり方を考えていけないという時期に来ていると思います。この質問の前半の部分でも申し上げましたが,このような救急体制の崩壊のスピードというのは,今までの社会変化のスピードよりももっと速くなっている。そういうふうな中で,これまでの議員の一般質問に対する答弁の中でも同じようなことをお聞かせいただいてるんですけど,そのような体制のまま,それがよいものだとしてやってしまうとですね,このままおくれてしまう,本当に臨機応変に対応できるシステム,またそういうふうな人の連携,あり方というのを積極的に入れていかなければ,鈴鹿の救急医療体制が崩壊してしまう。とにかく小児内科の二次救急については,体制が,もう鈴鹿市の中では受け入れるところがなくなってしまったという現実ですね,そのところを重く受けとめていただきたいと思います。ただし,だからと言って,これがすべて行政が悪いとは申しません。ただ,こういうふうな問題を取り組むときにはですね,行政の方々,救急の現場の方々,担当の方々,最前線でいらっしゃる方々のこの熱意,またその努力が報われる,そこから意見をくみ上げながら進んでいくということが大切ではないかと私考えます。これからの鈴鹿市の救急医療体制を見直すためには,市民・行政・医療機関がそれぞれの権利と責任を尊重していくことが重要だと思います。そのために職員の方々も含めて,今必要とされることは,やはり市長がトップとして先頭に立ち言葉と行動を示されることと考えます。そういうふうな行動が,先ほど他市との比較ではないんですけど,現場の職員の非常に大きな力,市長が動くということで,その下支えになる,そういうふうなことでぜひ動いていただきたいと思います。そういうふうな形で,できる限り早期に,行政,救急,市民,医療機関をまじえて今すぐ手をつけることのできる部分から,長期的な戦略,例えば長期的な部分で言えば,鈴鹿市の中の中学生,高校生から10年先を見据えて,医療関係のところに進む,小児科医療に携わる,そういうふうな子供に対して教育を行って,進学に関して奨学金を出すなどして,長期的に医者として2年単位でもいいです,供給される仕組みづくりというのを,自分たちでもやらないといけないんじゃないかなと思います。ただ,それが実現できるかどうか,それはお願いばかりではありません。現実的なところを考えていかないといけない,そのためにもしっかり考えていくような組織づくり,また考え方を市長に行っていただきたいと思いますが,この点市長どうお考えでしょうかお聞かせください。 ○議長(大西克美君) 市長。 ○市長(川岸光男君) 中西議員から,今回の救急医療体制について,課題,問題点,それぞれ御質問御意見をいただきました。議員も意見お持ちのように,今 回鈴鹿の小児救急の部分につきまして,市民の方に大変御心配をおかけをしておるところは,十分承知をいたしております。先ほども福祉部長答弁をいたしておりますように,私どもこの小児救急につきましては,大変大きな課題,あるいはまた,解決をしていかなければいけないという位置づけを持っております。鈴鹿市は,本当に医師会の皆さんに大変協力をいただいております。また,それと同じように二次病院を持っていただいております中央総合病院,あるいはまた回生病院の皆さんと,意見調整をさせていただきながら,鈴鹿市の市民の医療確保という関係で,取り組みをさせていただいておりますし,今回鈴鹿の応急診療所につきましても,新築移転を起こさしていただいて,体制を整えさせていただきますけれど,この運営もすべて鈴鹿の医師会の皆さん,順番制をもって対応していただいております。二次あるいはまた一次,あるいはまた応急診療所という関係で,体制を進めておりますけれど,何といっても先生がどんどんと少なくなってきているという状況がございまして,今回鈴鹿の中央総合病院も,そうした体制を,夜10時半以降,とらざるを得ないという報告を受けておりますので,私ども救急にその体制について,打ち合わせをさせていただいて,国立三重病院でお世話になることになりました。これからの体制でございますけれど,私どもも医師会の皆さんとか,二次病院の先生方と年2回意見交換をさせていただいておりますし,問題とか課題とか,先ほど中西議員が意見ありましたように,市民の皆さんも救急の体制について,ぜひ自分の健康管理,あるいはまた,かかりつけ医を持っていただきたいという御意見もございましたけれども,ぜひそうしたことも含めて,総合的な取り組みを進めていかなくちゃいけないということで,昨年末に担当の部に,こうした救急医療に対して検討委員会をつくっていきなさいという指示を出さしていただいて,既に,今月第1回検討委員会を開催をしたという報告は受けておりますけれども,議員の御指摘のように,現場の人間が一番,救急体制とか,あるいはまた課題・問題点というのは承知をしている,あるいはまた,一番身近で知っているというお話もございますので,検討委員会の中に,もう少し幅広く現場の人を入れた意見を聞きながら,鈴鹿の救急体制,ぜひ構築をしていきたいというふうに思っておりますし,私ども執行部,消防,あるいはまた教育,すべてそれぞれ同じ認識を持ちながら,今回提案がございました救急体制について体制づくりを進めていきたいというふうに考えておりますので,これからも,ぜひ御協力をいただきますようにお願いを申し上げたいと思います。以上でございます。 ○議長(大西克美君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) お言葉,ありがとうございます。そのような形で進んでいくことを期待しつつですね,昨日もありましたが,岩崎教授の言葉であったんですけど,行政というのは進んでないようでも,下のところで水かきで足を一生懸命かいてるんだと,そういう意味で言えば,行政の現場の職員の方々というのは,本当にこの水の中でかいてる足になっている,そこのところにも思いをはせながらですね,血の通った行政運営をしていただきたいなと期待して今回の質 問を終わらせていただきます。 ○議長(大西克美君) これにて,中西大輔議員の質問を終了いたします。 この際,暫時休憩いたします。 再開は13時といたします。 |