2008年6月定例会一般質問 「鈴鹿市における地域について」 時間も,もう終盤に来ていますので,それでは3点目の鈴鹿市における地域について質問させていただきますが, 私自身,地域について,鈴鹿市全体というのは,もちろんのことなんですけれども,行政区としての地域,小学校区としての地域をそれぞれ意識しながら,日々 の活動をしています。 その際,そのような活動の中でも,この我が市における自治会の大切さも非常に感じるところなんですが,そこで,今回,何度も出てきてますが,総合計画の 行財政計画の見直しに際して,そこかしこで地域という表現が使われているんですけれども,別に完全に一貫した表現である必要があるとまでは言いませんが, それぞれの基本施策,これ,それぞれの担当課で想定している地域の考えに重なり合うものがあるんかどうかというのが非常に気になっているところです。地域 社会,地域というふうな言葉簡単に言いますが,向こう三軒両隣から始まる御近所のつながり,自治会,各地区市民センターを核にした行政区,それらが集まっ てる各行政ブロック,鈴鹿市と拡大していくことができますし,もちろんこれらだけでなくて,ほかの地縁に基づく地域の考え方もあれば,生活様式の差異や, 社会活動に根差した地域という考え方もあると思います。 このように地域という考え方というのは,簡単に定義されるものではないことを前提に,あえて現在,鈴鹿市のいろいろな施策における地域の考え方ということをお聞かせいただきたいと思いますので,地域課になると思いますが,御答弁,お願いいたします。 ○議長(竹口眞睦君) 生活安全部長。 〔生活安全部長 島村 悟君登壇〕 ○生活安全部長(島村 悟君) では,中西議員の鈴鹿市における地域とはの御質問に,御答弁申し上げます。 本市では,平成10年度から地域課が所管となりまして,地域の特色を生かした市民主体の地域づくりを推進してまいっております。 地域づくりとは,地域住民の皆さんが協力しながら,自分たちの地域を住みよい地域にしていこうとする取り組みでございます。 また,行政サービスは,これまでのような画一的なサービスではなく,これからは,それぞれの地域のニーズや特性を尊重しながら,その地域に適したサービスを行う必要がございます。 この地域に適したサービスとは,地域のことを一番よく知っている地域住民の皆さんと行政との役割分担により,地域づくりに取り組んでいただく中で,明確になるものというふうに考えております。 住民自治の充実したまちづくりのために,その地域の特色に合った,一番ふさわしい地域づくりの範囲は,行政からの押しつけではなく,地域の皆様の話し合いによって決定していただきたいと考えております。 このような考えのもと,事業を推進します地域課といたしましては,本市の特色ある23の行政区を生かしながら,地区市民センターの所管区域を最大とし, また,小学校区も,一つのコミュニティが形成されます単位とする考えのもとで,各小学校区に1館ございます,公民館を最小単位として,それぞれのニーズを 尊重した地域づくりを推進し,その活動を支援してまいりました。 言いかえますと,地域住民を一番身近に感じられ,地域の資源や地域の動きを一番早く知り得ることができるのは地区市民センターであり,公民館であると思います。 このことから,地区市民センター,公民館を拠点としまして,それぞれの役割を担いながら,連携・協力し合って,地域づくり活動を支援しているところでございます。 今後は,地域の特性を踏まえながら,ますます多様化,高度化する市民ニーズに対応するために,関係する所管課との,さらなる情報交換や情報共有を図りながら,地域づくりを推進し,支援してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(竹口眞睦君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 時間の方が,もう3分しかないので,少し予定のところから割愛させていただきますが,今,教育委員会においても,安全・安心パト ロール,また,せんだっての先議会でも話題に出ましたが,幼稚園再編会議など,地域との連携の課題というのが,多々出てくると思います。この地域というの をどういうふうに考えるかという課題については,民生児童委員の方々にとっても,どういうふうな地域を考えるのか,いろいろな考え方というのが,それぞれ の担当課,それぞれの部,それぞれの課によって,いろいろあるということはわかっているところです。 ただ,一番問題なのは,それぞれが自分たちの施策,自分たちの仕事を進めるために,地域というのをそのときに合わせて使うのではなくて,それらを重ね合わせて,全部を重ね合わせるんじゃなくて,同じような施策,同じような事業であれば,それらを重ね合わせて,そこの中から最大公約数として出てくる,想定 される地域というものを考えられるセクションですね,そういうふうな部門,担当というふうなところが必要になってくると思います。そういうふうな最大公約数としての地域を考えた上で,それぞれ行っている別々の部・課に対して,地域ということの考え方をコーディネートする部門の設置が必要があるのではないかと考えるところですが,その点について推進していただけるのかどうかということをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(竹口眞睦君) 生活安全部長。 ○生活安全部長(島村 悟君) 地域のとらまえ方につきましては…… ○議長(竹口眞睦君) 答弁は簡潔に願います。 ○生活安全部長(島村 悟君) それぞれの事業,あるいは施策を推進していく中で考えていただくというのは基本になろうかと思いますが,横の連携を緊密にとっていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(竹口眞睦君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 今,それぞれの横の連携をしっかりとるということをおっしゃっていただきましたので,そのような形で,さまざまな施策,地域だけじゃなくて,さまざまな施策についても取り組んでいただけるものと期待させていただきます。 これで,私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(竹口眞睦君) これにて,中西大輔議員の質問を終了いたします。 この際,暫時休憩いたします。 再開は13時といたします。 |