2009年3月定例会一般質問 「平成21年度予算編成に関して」 それでは三つ目,ちょっと時間が詰まってしまいましたが,まとめてお聞かせいただきます。 平成21年度予算編成に関して,今回の社会変動の中,どのようなスケジュールで編成されたのか,変動の状況と予算作成の過程を関連させてお聞かせください。 また,新聞報道でもさきの代表質問でも答弁はありましたが,今回の税収減に伴って最終的に,ことしどのような事業が先送りになったのか確認でお聞かせください。 ○副議長(伊藤寿一君) 市長。 〔市長 川岸光男君登壇〕 ○市長(川岸光男君) 続きまして,平成21年度予算編成に関しての御質問に答弁をさせていただきます。 百年に一度と言われる経済危機の中,世界景気の低迷に伴いまして,市内企業の業績悪化から法人市民税が大幅な減収となり,歳入の根幹を占めます市税収入は,前年度当初に比べまして39億4,006万2,000円の大幅な減収となる見込みでございます。 一方,歳出につきましても,厳しい市税収入の見込みによりまして,事業の見直しによる一部先送りや投資的経費の削減などよりまして,前年度当初に比べ額で12億1,700万円,率で2.1%の減の大変厳しい財政運営となっております。 そんな中,市民サービスの低下を招くことだけは避ける必要がございますことから,限られた財源を有効に活用し,市民生活に密着した行政運営に視点を置きながら予算編成に当たったところでございます。 なお,詳細につきましては,企画財務部長から答弁いたさせます。 ○副議長(伊藤寿一君) 企画財務部長。 〔企画財務部長 長谷川正人君登壇〕 ○企画財務部長(長谷川正人君) それでは,平成21年度予算提案に至りますまでの経緯につきまして御説明申し上げます。 まず,平成20年9月22日の部長連絡会議におきまして予算編成方針を周知し,予算編成作業がスタートいたしました。10月中旬ごろまでには各部局にお きまして予算の見積もり作業を行い,作業終了後,全体金額を取りまとめ,11月には各部局の予算見積もりの説明を受けております。 一連の説明を受けた後に歳入の見積もり額と,歳出の見積もり額から予算の調整作業を行っております。 そうした中,平成20年12月17日,市内の大手自動車関連企業の業績予想の下方修正がございまして,この見込みどおりとしますと法人市民税の大幅な減及び平成20年に予定納付いただいております法人市民税の還付金が発生することとなりますことから,歳入面では市税の大幅な減収はもちろんのこと,基金からの繰り入れ,市債の発行等の調整を行い,歳出面におきましても,思い切った額の削減等再度調整が必要となりました。 こうして調整しました予算案を各部局にて最終調整後,1月以降,副市長及び市長の調整を経て最終的な予算案を作成し,この3月市議会定例会へ提案させていただいたところでございます。 なお,先送りをしました主な事業としましては,市民会館・文化会館のつり天井改修事業,白子公民館増改築事業,要援護者防災マップ作成事業,河曲保育所施設整備事業,河曲小学校大規模改修事業,平田野中学校移転改築事業などが主なものでございます。 なお,今後の経済状況等を注視し,早期の実施に向け努力してまいりたいと考えておりますので,御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(伊藤寿一君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) 先送りになった事業の中で,一点だけ,安全・安心のまちづくりの中で,災害時の要支援者マップの作成が先送りになったことについて,どのようなことでそういうふうに判断されたのかだけお聞かせください。 ○副議長(伊藤寿一君) 企画財務部参事。 ○企画財務部参事(林 治門君) 要援護者防災マップの作成業務につきましては,これは平成14年度にいったんつくりました防災マップをリニューアルするという形の作業の委託経費でございまして,とりあえずこんな状況下でもございましたので,もうちょっと先送りをさせていただいたということで御理解いただき たいと思います。 ○副議長(伊藤寿一君) 中西大輔議員。 〔29番 中西大輔君登壇〕 ○29番(中西大輔君) ありがとうございます。 この後の予算の審議も含めて,しっかり審議させていただきたい。また,いろいろお聞かせいただくこととなりますが,よろしくお願いします。 これにて私の質問の方を終わらせていただきます。 ○副議長(伊藤寿一君) これにて,中西大輔議員の質問を終了いたします。 この際,暫時休憩をいたします。 再開は13時といたします。 午 前 11 時 59 分 休 憩 |