2013年12月定例会一般質問
「図書館について」


次の質問ですが,図書館について,昨年9月定例会の一般質問で,江島カルチャーセンターのことを取り上げさせていただいたわけですけれども,その後1年経過して,現状,どうなっているのか,聞かせていただきたいなと思います。
 当時の文化振興部長の答弁では,図書館のあり方を明確にするため,図書館ビジョンに当たる図書館サービス方針の策定,図書館の分室化の推進と専門性を持つ司書を配置して活用を図るということがありましたが,その後どうなっているのか。当時,施設の老朽化等も取り上げましたので,そのことも踏まえて,答弁のほうをお願いします。


○議長(今井俊郎君) 文化振興部長。
           〔文化振興部長 古川 滋君登壇〕
○文化振興部長(古川 滋君) それでは,私からは,中西議員の図書館についての御質問に答弁を申し上げます。
 まず,江島カルチャーセンターの位置づけについてでございますが,江島カルチャーセンターは,公益財団法人鈴鹿市文化振興事業団が独自の事業として運営をしている施設で,児童図書室を初め,サークル活動の場として,またギャラリー等,地域の文化施設として御利用をいただいているものでございます。中でも児童図書室は,江島カルチャーセンターの中心的な機能であり,市立図書館と児童図書室がLANで接続された貸し出しシステムを導入したことにより,図書館と同様のサービスの利用が可能となりました。
 現在の使用状況につきましては,平成24年度は,貸出人数1万3,178人,貸出冊数4万1,077冊を数え,近年は増加傾向にあり,図書館が地域サービスを展開する上でも重要な施設でございまして,実質的には,図書館の分館的な役割を担っているのも事実でございます。
 また,江島カルチャーセンターは児童図書室がある施設として,近隣の子供たちにとって安心して学べる居場所となっております。乳幼児と保護者の方たちにとりましても,親子でゆっくり過ごしながら,子育て中の方たちの交流や情報交換ができる貴重な場所でございます。現在,ボランティアの方の御協力により,スライドなどを使った絵本の読み聞かせを定期的に開催しており,子供たちや保護者の方たちに好評をいただいております。
 今後は,子育て支援的な活用につきましても,図書館の機能に支障を来たさない範囲で,関係部局と連携を図りながら,文化振興事業団に提案していきたいと考えております。
 一方,施設面につきましては,建築後,約20年が経過し,老朽化しているところもございます。緊急性の高いものから,可能な範囲で順次,対応していきたいと考えております。
 次に,江島カルチャーセンターの今後についてでございますが,現在,市民ニーズにこたえられる図書館サービスを提供するために,鈴鹿市図書館サービス方針の策定作業を進めております。その中で,江島カルチャーセンターにある児童図書室を充実させるための施策も,幼児・児童向けサービスとして盛り込みたいと考えております。
 また,図書館には専門性を持つ司書の配置が必要とされており,よりきめ細やかな図書サービスを提供するためには,司書の役割は非常に重要でございます。図書館としましても,江島カルチャーセンターの児童図書室に,司書の支援体制を整備していきたいと考えております。
 一方,図書館の分室化につきましては,江島カルチャーセンターの運営は,現在,文化振興事業団が事業計画に基づき実施しておりますので,文化振興事業団と十分な協議を行いながら,分室化に当たっての運営体制や時期等について検討をしていきたいと考えておりますので,御理解いただきますよう,よろしくお願い申し上げます。

○議長(今井俊郎君) 中西大輔議員。
            〔24番 中西大輔君登壇〕
○24番(中西大輔君) 状況のほうの説明ありがとうございます。
 ただ,実際,昨年9月ですから,1年半ぐらいたってて,動きとして満足できるものかといえば,今,求められている時代の変化の速さからすれば,非常に遅いなというふうに感じるところですね。まして今年度予算がありましたが,今年度予算のときも,個人的に疑問のある点があったりするなど,やはりその動きの遅さがいろいろなところに影響してることは間違いないところだなというふうに考えてたんですね。
 今回,この図書館についてということで,質問を構成するに当たって,江島カルチャーセンターの現状,現場で働いてる文化振興事業団で雇用されている方々については,今そこでできることをしっかりやっていただいている,熱意を持って取り組んでいただいているなということは,私のほうも知っております。余り場所がわかってないから,地図をつくって案内しているんですということもあるのはわかっているんですけれども,しかしながら,その方々が子ども図書館という位置づけになっているものに対して,それだけ取り組んでいるのに,なぜ全体としての動きが遅いのかということを考えたときに,いろいろ考えながら,これも随分と以前に,議会の当時の文教委員会のほうで質疑のほうをさせていただいたことがあるんですけれども,やはり正規職員の方々の構成というのが今どうなっているんだろうかなと──これはちょっと予算に関することだったんですけれども──ありまして,今回もそのことが気になって,少し確認のために調べました。そうすると,正規職員の方が7名いらっしゃるうちの5名の方がもう50代後半ということで,残りが40代の方1人と30代の方が1人ですか,年齢構成としては,非常にいびつじゃないかなというふうに感じたんですね。さらに気になって,決算ベースで過去10年ぐらいさかのぼってみていると,今回,大体5,500万円ぐらいから6,000万円強ぐらいでずっと推移しているということで,それを今年度の予算といろいろ比較して考えると,ここ10年以上は,このような年齢構成の人員構成で移行してきているだろうということが読み取れてくるわけですよね。冷静に考えていただければわかるとは思うんですけれども,いびつな年齢構成でやっちゃってると,政策的な継続性の部分が非常に不安定になってくる,また,新しいものも──年齢が全てだとは言いません。年齢がいってても,非常にクリエイティブな発想をされる方もいらっしゃるので,それが全てとは言いませんが,ただ,事業として継続していく,また新しいものを生み出していくというところで,やはり何かしらのリスクを抱えながら,この10年やってきた。それが,このような人事のあり方というのが,鈴鹿市の図書館行政に少なからず影響を与えていることは間違いがないんじゃないかなと思います。
 それで,現在,図書館行政というか,政策ですね。是非はありますが,佐賀県の武雄市であったりとか,そのほかいろいろ私たちも図書館の視察に行っておりますが,決して後ろ向きな政策ではなくて,図書館というのは,一つの自治体にとって重要な政策になっていることは間違いないわけですね。公か,民かとか,そういう話ではなくて,そのまちの図書館がどのように運営されて,そこでどのような地位を提供しているかというのが,それぞれの自治体によって重要になってきているということになっているわけです。先ほども言いましたが,やはり発想も含めて,新しい観点や視点を取り入れながら運営していく,企画していく,政策立案していくということが必要になってきますが,ここは人事の話になっちゃうんですけれども,このような正規職員の年齢構成も含めて,図書館に対する正規職員の配置について,やはり根本的に見直すべきじゃないかなと考えますが,その点,どのような考え方をお持ちなのか,お聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 総務部長。
○総務部長(酒井秀郎君) それでは,中西議員の図書館における正規職員の現状について,特に職員配置についての御質問でございますので,私のほうから答弁を申し上げます。
 図書館における正規職員につきましては,現在,館長のほか,管理グループが2名,推進グループが再任用職員2名を含む6名で,合計9名を配置しておりまして,そのうち,再任用職員を除く職員の年齢構成につきましては,平成25年4月1日現在で,59歳が1名,58歳が2名,57歳が2名,41歳が2名,35歳が1名となっております。
 議員御指摘のように,配置職員の年齢構成は全体として高い状況にございます。その理由といたしましては,従来から図書館は,正規職員に加え,司書資格を持つ嘱託職員と,それから臨時職員で運営していることから,図書館を管理運営する部署として,役職のついた行政経験の豊富な職員が必要であったことが上げられます。
 一般的に,職員配置につきましては,毎年,部局長ヒアリングを行うとともに,あわせて自己申告シートによる個人からの希望聴取も行いまして,これまでの職務経験やスキルにも配慮し,その時々に応じて,全庁的な観点から適材適所の配置に努めているところでございます。
 今年度は,また図書館においては,課題解決や業務の推進に向け,新たに30代の職員を1名増員したところでございますが,ただ,近年の高度情報化社会の進展,あるいは個人のライフスタイルや価値観の多様化など,急激な社会経済情勢の変化によりまして,図書館の業務の運営についても,新たな視点による役割やサービスが求められていることにも配慮する必要があると認識をしております。
 議員のお話のありましたように,一概に年齢構成が高いからといって,そのことが直接業務の推進を妨げるものではないと考えておりますが,今後,担当部局長への人事ヒアリングによる職場からの要望や,自己申告シートによる職員個人の希望を把握し,年齢構成の部分も含めて総合的な検討を行いまして,適正な人員配置に向けて努めてまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りますよう,お願いを申し上げます。

○議長(今井俊郎君) 中西大輔議員。
            〔24番 中西大輔君登壇〕
○24番(中西大輔君) 考えていただけるということで,ありがとうございます。
 先ほども言いましたが,図書館の行政というのは,私たちすずか倶楽部でも,函館市の図書館に行ったときも,決して管理だけではなくて,やはりそこでどうやってやっていくかということを真剣に考えてる職員の方がいらっしゃいました。年齢管理ではなくて,やはりそういうところの政策をつくってくという職員の方の存在が必要だというふうに思います。
 最後に,市長にお聞きしたいんですけれども,そのような職員の構成も含めて,鈴鹿市を根本的に考えてくことはたくさんあると思いますが,市長として,図書館行政もしっかりやっていただけるのかどうか,お聞かせください。


○議長(今井俊郎君) 市長。
○市長(末松則子君) 議員御指摘のところもいろいろ,今後,検討をしっかりさせていただきまして,図書館,大切な事業でございますので,今後のしっかりとした事業の中で,取り組みをさせていただきたいというふうに思っておりますので,よろしくお願いをいたします。

○議長(今井俊郎君) これにて,中西大輔議員の質問を終了いたします。
 この際,暫時休憩いたします。
 再開は14時35分といたします。
          午 後  2 時 24 分 休 憩
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          午 後  2 時 35 分 再 開